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1997 年度 実績報告書

学校教育におけるハイテクノロジーの効果的利用の方法と手段についての日米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 07044024
研究機関筑波大学

研究代表者

川合 治男  筑波大学, 教育学系, 教授 (50014791)

研究分担者 ハーニッシュ デル  イリノイ大学, 教育学部, 教授
ボッシュ ウイリアム  ニューヨーク州立大学, 教育学部, 教授
アンダーソン アーネスト  マサチュセッツ大学, 教育学部, 教授
吉江 森男  筑波大学, 教育学系, 助教授 (30133044)
佐々木 俊介  筑波大学, 教育学系, 教授 (40018221)
キーワードインターネット / マルチメディア / 情報化教育 / 教育データベース / ハイテクの教育利用 / コンピュータリテラシー / ネットワーク / 情報通信技術
研究概要

研究者相互の交流により、学校の教育活動の中にハイテクノロジーがかなり位置づき、特にアメリカの教師や児童生徒のテクノロジーへの抵抗感が和らいできたこと、技術の開発と実用化に関して、日米の格差がまだ大きいこと、などが明らかにされた。そして、学校でのハイテク利用を進めるためには、まず、技術の開発と実用化には社会全体で取り組む必要があることが双方の研究者から指摘された。また、日本とアメリカ両国における先進事例を分析し、科学技術の進歩と社会の情報化の進展の今後の方向を見定め、学校教育におけるハイテク利用の可能性や、その具体的方法を探ることができた。
アメリカの学校教育ではネットワークやマルチメディアの利用が我が国より進んでいるのであるが、その実態を調査することにより、情報通信技術の教育における利用の可能性とその実現の方法を予見することができた。また、教育におけるハイテク利用の人的、物的、制度的な側面を浮き彫りにすることもできた。教室における学習場面の観察と分析により、教育場面におけるハードとソフトの最良の利用法、教育場面の特性とソフトの特性との関係、教育データベースの活用の方法、学習の特性に適したメディアの利用法、マルチメディアの機能と教育における利用法などを探求することができた。
科学技術の進歩が学校教育にどのような影響を与えるか、教育の担い手である教師はそれにどのように対応すべきか、情報化時代の教師教育の内容と方法はどうあるべきか、学習の主体である児童生徒はどのような知識技術を習得しなければならないかなどに関して、日米双方の実態を踏まえつつ、将来の方向を予見することができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 川合 治男: "学校教育におけるハイテクノロジーの効果利用の方法と手段についての日米比較" 平成7年度文部省科学研究費(国際学術研究(共同研究))報告書. 1-52 (1996)

  • [文献書誌] 川合 治男: "学校教育におけるハイテクノロジーの効果利用の方法と手段についての日米比較(II)" 平成8年度文部省科学研究費(国際学術研究(共同研究))報告書. 1-65 (1997)

  • [文献書誌] 川合 治男: "学校教育におけるハイテクノロジーの効果利用の方法と手段についての日米比較(III)" 平成9年度文部省科学研究費(国際学術研究(共同研究))報告書. 1-62 (1998)

  • [文献書誌] 川合 治男: "The Telecommunication Use in American Education--Its Trends and Issues" 筑波大学教育学系論集. 23・2. 60-75 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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