研究課題
本年度の活動は、(1)7月18日に東京外国語大学で行われた国際研究集会と、(2)9月末から10月にかけてアメリカ合衆国(コ-ネル大学およびコロンビア大学)で行われた研究集会および、ドイツ(ベルリン自由大学)で行われた現代日本に関する日独研究者集会への日本側メンバーの派遣、という二つのイベントに集約される。(1)「戦時動員と構造変動」に関するドイツ-日本研究集会7月18日に東京外国語大学において開催され、完全同時通訳(英語)によって運営された。ヴェルナ-・アーベルスハウザ-(ビ-レフェルト大学)「戦時動員と構造変動-ドイツのケース」およびミヒャエル・プリンツ(ヴェストファーレン地域史研究所)「連続と断絶-ドイツの経済変動」の報告をめぐり、柳沢治(都立大)、原朗(東京大)、雨宮昭彦(千葉大)、菅山真次(東北学院大)の四人がディスカッサントとなった。日本側から約60名の現代ドイツ研究者・現代日本研究者が参加し、活発な討論が交わされた。(2)日本側メンバーのアメリカおよびドイツ派遣成田龍一(日本女子大)、広田昌希(大阪大)、中野敏男(茨城大)の三名をアメリカ(コ-ネル大学、コロンビア大学)およびドイツ(ベルリン自由大学)に派遣した。三名はこれら三大学で開かれた現代日本研究集会に報告者として参加した。また、石田勇治(東京大学)をドイツに派遣。石田はベルリンでの研究集会に参加するとともに、キ-ル大学その他において行われているドイツ側の現代日本研究について現地調査を行った。
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