広域近赤外線ディープサーベイによる原始銀河探査

1997 年度 研究成果報告書概要

• 研究課題/領域番号: 07044054
• 研究種目: 国際学術研究
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 共同研究
• 研究分野: 天文学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 谷口 義明 東北大学, 理学研究科, 助教授 (40192637)
• 研究分担者: 山田 亨 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90271519) ; 松原 英雄 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30219464) ; 市川 隆 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80212992) ; 長田 哲也 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80208016) ; 松本 敏雄 宇宙科学研究所, 教授 (60022696)
• 研究期間 (年度): 1995 – 1997
• キーワード: 銀河 / 活動銀河核 / 赤外線

研究概要

我々は、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の打ち上げた赤外線宇宙天文台Infrared Space Obsevvatory(ISO)を用いて人類史上初の中間積概算(波長7ミクロン)による原始銀河探査を行なった。ハワイ大学マウナケア天文台の2.2m望遠鏡を用いて取得した波長2ミクロンのディープサーベイデータと比較した結果、少なくとも3個以上の中間赤外線源を発足した。銀河が形成時期に自分自身で生成したダストに取り囲まれると紫外や可視光では吸収の影響で見えにくくなるが、逆に赤外域ではその影響が弱くダスト自身の放射も見えてくる。我々の観測結果はこのようなダストに隠された形成途上の銀河の存在を強く示唆することとなり、銀河形成研究の進展に極めて大きな貢献をすることができた。合わせて波長100-200ミクロン帯のディープサーベイも行い同様に多数の遠赤外線源を新たに発足した。

研究成果

• [文献書誌] Taniguchi, Y.: "Mid-Infrared Spectroswpy of the Hyperluminous Infrared Galaxy IRAS P09104+4109" Astronomy & Astrophysics. 318. L1-L4 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(和文)」より
• [文献書誌] Ohyama, Y.: "A New Super wind Wolf Rayet Galaxy Mrk1259" Astrophysical Journal(Letters). 480. L90-L93 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(和文)」より
• [文献書誌] Tanignchi, Y.: "The Most Distant[0III]-Emitting Quasar PKS 1973-101" Publ Astron Soc.,Japan. 49. 419-424 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(和文)」より
• [文献書誌] Murayama, T.: "Why Does NGC 1068 Have a More Powerful Active Nucleus Than NGC 4258?" Pub l.Astron.Soc.Japan. 49. L13-L18 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(和文)」より
• [文献書誌] Taniguchi, Y: "Mid-Infrared Continuum of Starburst Naclei" Astrophysical Journal. 484. 222-229 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(和文)」より
• [文献書誌] Taniguchi, Y: "ISOCAM 7 micron Deep Survey of the Lockman Hole" Astronomy & Astropyhsics. 328. L9-L12 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(和文)」より
• [文献書誌] Taniguchi, Y.: ""Mid-Infrared Spectroscopy of the Hyperluminous Infrared Galaxy IRAS P09104+4109"" Astronomy & Astrophysics. 318. L1-L4 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(欧文)」より
• [文献書誌] Ohyama, Y.: ""A New Superwind Wof-Rayt Galaxy Mrk 1259"" Astrophysical Journal. 480. L90-L93 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(欧文)」より
• [文献書誌] Taniguchi, Y: ""The Most Distant [0III]-emitting Quasar PKS1937-101"" Pabl.Astron.Soc.Japan. 49. 419-424 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(欧文)」より
• [文献書誌] Murayama, T.: ""Why Does NGC1068 Have a More Powerful Active Neuleas than NGC4258"" Pabl.Astron.Soc.Japan. 49. L13-L18 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(欧文)」より
• [文献書誌] Taniguchi Y.: ""Mid-Infrared Continuum of Starburst Nuclei"" Astrophysical Journal. 484. 222-229 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(欧文)」より
• [文献書誌] Taniguchi Y.: ""ISOCAM 7 micron Deep Survey of Lackman Hole."" Astronomyc Astrophysics. 328. L9-L12 (1997)
  • 説明: 「研究成果報告書概要(欧文)」より