| 研究分担者 |
SIMKISS Kenn リーディング大学, 動物微生物学部, 教授
BURGGREN War ネバダ大学, 生命科学部, 教授
AR Amos テルアビブ大学, 生命科学部, 教授
PEARSON Jame 室蘭工業大学, 工学部, 助手 (30261390)
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| 研究概要 |
鳥類卵における研究方法と共同研究計画の討議:Birminghamで開催された4th International Cong. of Comp. Physiol. and Biochem.に共同研究者が揃って参加したことを利用して、鳥類卵における胚生理機能の成長生理学的研究方法と各種鳥類卵の呼吸循環機能に関する共同研究計画について意見交換を行った。併せて鶏卵で行った以下の研究を本会議で発表し、今後の共同研究に発展させることとした。1)Development of cardiogenic rhythm in early embryos within the shell. Physiol. Zool. 68: 71, 1995. 2)Direct comparison between both developmental patterns of oxygen consumption and heart rate in chick embryos: O_2 pulse. Physiol, Zool. 68: 72, 1995. 3) Pharmacological approaches to autonomic control of heart rate in chick embryos residing inside eggshell. Physiol. Zool. 68: 74, 1995.
新たなBCG法の開発とダチョウ卵の心拍数無侵襲計測実験: BCG(心弾動)計測は完全に非侵襲法で行え、これまで各種の測定システムを開発した。生体計測の立場から新たな方法として、電磁誘導コイルをセンサーとするシステムを数値実験に基づいて設計し、新たなBCG信号計測システムを開発、鶏卵において測定に成功した。それに基づきイスラエルのキブツにあるダチョウ牧場で各種のBCG法とマイクロフォンを用いるACG(アコーストカ-デイオグラム)法によりダチョウ卵について心拍数計測を行った。その結果、ACG法は計測実験環境が良いとは言えないダチョウ牧場の孵卵場内においても心拍数計測に用いることができ、卵質量と卵殻ガスコンダクタンスの異なる卵を含めた12個を1群として、孵卵日数の異なる3群について心拍数成長パターンの詳細な計測実験を行った。更に、テルアビブ大学の実験動物園で飼育繁殖されているシロエリハゲワシ(卵質量、約240g)、タカハヤブサ(卵質量、約55g)及びワシミミズク(卵質量、約35g)について心拍数計測の予備実験を行い、全ての計測結果を解析している。
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