研究分担者 |
PRENOSIL Jir ETHーZentrum, TechnishーChemish Laboratoriu, Instructor
LUISI Pier L ETHーZentrum, Institut fur Polymere, Professor
久保井 亮一 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (40029567)
平田 雄志 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (90029512)
駒沢 勲 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (40029476)
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研究概要 |
本申請課題は,酵素,微生物,動植物を対象とし,細胞培養と生産物分離を統合化した新規な生物生産プロセスの開発を目的とする.平成9年度は,平田(スイス,モロッコ),久保井(イギリス,スイススウェーデン),田谷(スイス,ハンガリー)の派遣と,T.Oberholzerの招へいを実施し,各グループ内,およびスイスETHとの相互訪問による集中的な討論・情報交換,さらにはインターネット等による緊密な連絡と情報交換の結果,以下の成果を得た. 1.植物細胞培養により生産される有用物質の生産,変換,分離生成プロセスに関する研究は、前年度までに得られた,リアクター形式,変換法,代謝産物抽出法を統合化し,バイオプロセス全体での最適条件を決定した. 2.動物細胞培養では,前年度までに得られた装置形状の検討結果に基づき,低剪断場での長期培養と最適培養操作法を確立した. 3.酵素逆相ミセル複合系で集積した知見を応用し,自己増殖型リポソームの調製法を構築した.さらに,バイオ分離プロセスへの適用を前提に,自己増殖型リポソームの分子認識能,反応選択性などの物理化学的特性を解明し,生物模倣技術全般にわたる工学的への適用性を検討した。
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