研究課題/領域番号 |
07044154
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
竹宮 宏和 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (10026156)
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研究分担者 |
西村 昭彦 (財)鉄道総合研究所, 耐震基礎室, 主任研究員
NAVAWI Chouw 岡山大学, 環境理工学部, 講師 (70274016)
KONSTANTIN M アーヘン工科大学, 静的動的構造研究所,ドイツ国, 教授
GNNTHER Schm ルール大学, 動的シュミレーション研究所,ドイツ国, 教授
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キーワード | ディスロケーションモデル / 強震動 / 軟弱地盤の増幅度 / 波動遮断工法(WIB) / 地中構造物の地震応答 / 非線形応答 / 終局耐震性 |
研究概要 |
1.断層の進行性破壊による発生地震波のシミュレーションをディスロケーション・モデルを用いて、地質の層状性を考慮して行った。直下型の地震記録波形との比較検討をした。これより直下型地震の特徴を指摘した。 2.衝撃載荷・加振に対して、半無限地盤、成層地盤内の波動伝播特性を把握するため、3次元有限要素法、薄層要素法と水平面内の離散化波数法との組み合わせでシミュレーションを行った。そして波動場の解析から、波動の伝播・遮断の理論に基づいた合理的な波動遮断工法(WIB)の設計法を検討した。従来工法との比較から、WIBの制振効果の優位性をシミュレーションから示した。 3.強震下での構造物の終局耐力の評価では、杭基礎上のRC橋梁を対象に、部材の非線型履歴特性を導入して行った。破壊損傷度を応答靱性率とエネルギー消失履歴面積のと線型重ね合わせで評価し、構造諸元と地震入力とのパラメータ解析をした。 4.衝撃的震波に対するRC構造物の引張り破壊についての可能性をパルス的入力を用いて考察した。モデル化には、2D,3D有限要素法を適用した。 5.非線型地盤中の地中構造物の応答性状を周辺地盤との動的相互作用の下で調べた。その際、地盤の応答ひずみによる剛性の低下をHDモデルを使用し、構造物の安定性に注目した。
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