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1995 年度 実績報告書

干潮河川の河口域における水環境の比較研究-温帯河川と熱帯河川の相互比較-

研究課題

研究課題/領域番号 07044165
研究機関東洋大学

研究代表者

荻原 国宏  東洋大学, 工学部, 教授 (60058071)

研究分担者 ANGGRAHINI  スラバヤ工科大学, 都市計画・土木学部, 教授
NADJADJI Anw  スラバヤ工科大学, 都市計画・土木学部, 講師
田中 修三  東洋大学, 工学部, 助教授 (40139043)
福井 吉孝  東洋大学, 工学部, 教授 (60058146)
キーワード2相流 / 汽水域 / 塩分濃度 / 養殖池 / 塩分拡散 / 塩田 / 押し込み流れ
研究概要

10月22日から10月27日までの荻原のインドネシア、スラバヤ地区の現地観測で養殖池の中の塩分濃度の時間変化の測定を1日間に渡り実施した。同時に池からの蒸発量を測定するために、池の近くに置いた桶、タライからの蒸発量も同時観測をした。丁度乾期と雨期の境で雨期に入る時期の測定となった。前年度に解析した解析モデルの検証を行うものでった。この解析モデルは河川からの汽水の供給が養殖池にあった後に蒸発によって池の塩分濃度がどのように変化して行くかに付いてのものである。この間に降雨が無い条件での解析モデルである。
しかし現地観測では雨期に入る直前であったので観測時間中に降雨があり、このモデルと異なる現象が生じている事が判った。そこで乾期での観測を現地チームで実施する事にした。また降雨と養殖池への河川水の供給ゲート付近からの漏水をも考慮した解析モデルの構築と現地観測を次年度に実施する事になった。
1月5日から1月12日までのMr.Nadjadji Anwarの東京訪問では、その後インドネシアチームの行った現地観測データーの分析と解析モデルとの整合性について検討を行った。さらに漏水と降水のある場合の解析モデルの構築と手法について検討を行った。これは満潮の時には押し込み流れであり、ゲート付近での漏水時には引き混み流れとなるものである。また現在までの研究成果をまとめて1996年5月の香港での国際学会と8月のマレーシアでのAPDIAHRに論文提出をする事にした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 荻原国宏、田中修三、福井吉孝、Nadjadji Anwar,Anggrahini: "ラモン川(Kari Lamong)の養殖池(Fish Ponds)の水位応答" 土木学会論文集,No.509. II-30. 221-224 (1995)

  • [文献書誌] Kunihiro Ogihara,Yoshitaka Fukui,Shuzou Tanaka,Nadjadji Anwar,Anggrahini: "Water level and Salt Density Response in Fish Pomds connected with Tidal River through a Weir Gate" Proceeding of APD-IAHR, 10 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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