研究課題/領域番号 |
07044169
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研究機関 | 東亜大学 |
研究代表者 |
堀内 孝 東亜大学, 工学部, 教授 (10201758)
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研究分担者 |
バニエスキー ヤセック ポーランド科学アカデミー, バイオサイバネチックス, 主任研究員
ベリンスキー アンドレ ポーランド科学アカデミー, バイオサイバネチックス, 教授
大田 裕治 東洋大学, 工学部・機械工学科, 助教授 (50203807)
熊野 和雄 北里大学医学部, 泌尿器科, 講師 (80137918)
土肥 健純 東京大学大学院, 精密機械専攻, 教授 (40130299)
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キーワード | 人工臓器 / 腹膜透析 / 物質移動 / シミュレーション / 細胞培養 / 生体電気インピーダンス / 体組成分布 |
研究概要 |
研究成果総括 1.亜細大-東大-東洋大-Huddinge Hospital(SWE),Polish Acad Sci (PO)間でデータ交換が随時可能。 2.腹膜透過モデルを用いた計算機シミュレーションに必要な物性定数の測定プロトコールを作成。計算機シミュレーションによって算出された結果が臨床データを反映するものか否かを検討中。 3.ハイブリッド型腹膜の作成を行なっている。合成ポリマ上にコラーゲン被覆した培養器に腹膜中皮細胞、血管内皮細胞を培養し経時的な溶質透過性を測定している。 4.透析患者及び正常人の電気インピーダンス計測を行っている。電極装着部位、印加電圧、印加電流、電極面積、測定対象群の違いが測定値に与える影響を検討した。 新たな知見 1.透析溶量を変化させた場合、透析液濃度と血液濃度の比の設定値に到達するには透析時間と体積の間には理論的に1次の関係が成立する。しかし、実際の臨床においては必ずしもそのようにならない。 2.周波数可変での電気インピーダンス計測において、同一個体において条件によってCole-Cole軌跡にのらない症例もある。 3.ハイブリッド型腹膜の溶質阻止性能は細胞増殖が進とともに高くなるとの仮説をたて、アルブミンの膜透過性にて評価してきたが、添加のアルブミンにより細胞増殖能が低下することが認められた。
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