研究課題/領域番号 |
07044233
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
平岡 昌和 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (80014281)
|
研究分担者 |
平野 裕司 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (00181181)
川野 誠子 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (00177718)
HARTZELL Cri エモリー大学, 医学部, 教授
FOZZARD Harr シカゴ大学, 医学部, 教授
|
キーワード | Caチャネル / リン酸化部位 / α受容体 / cGMP / Ca活性化Clチャネル |
研究概要 |
フォザード教授は来日期間中の研究打ち合わせにおいて、現在シカゴ大学で行っているNaチャネルのコンピュータ・グラフィックスを駆使した構造解析から得られたチェネル孔の性状,及び想定されるリン酸化部位についての情報を提示した。今後の研究の方向について多くの示唆を与えた。 我々の行っているCaチャネルのリン酸化による機能修飾に関する検討では、α受容体刺激がCaチャネルのゲート機構を活性化することを固有の心筋細胞で見出し、リン酸化による機能修飾の多様性を明らかにした。さらに、これをCaチャネル・クローンとα受容体のmRNAを共発現させた細胞系においてもこれを再現し得た。 Ca活性化Clチャネルの細胞内制御機構についてはまだ不明な点が多い。まず、細胞内Caによる活性化機序や細胞外pHの効果を検討し発表した。さらに、特にcGMPによる制御の可能性について川野がエモリ-大学ハ-ツエル教授の研究室において共同研究を行い、cGMPがこのチャネルを修飾することを見出した。今後その詳しい機序、リン酸化との関連を検討する予定である。
|