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1995 年度 実績報告書

卵巣顆粒膜細胞の分化調節機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07044241
研究機関福井医科大学

研究代表者

小辻 文和  福井医科大学, 医学部, 助教授 (50153573)

研究分担者 TSANG Benjam  University of Ottawa Dept. of OB/GYN, Professor
AMSTERDAM Ab  The Weizmann Institute of science Dept. o, Professor
細川 久美子  福井医科大学, 医学部, 助手 (60199495)
キーワードGranurosa Cell / Theca Cell / Cellular Interaction / Apoptosis / Progesterone
研究概要

1.ワイツマン研究所との共同研究
平成7年4月25日〜5月12日まで小辻がワイツマン研究所を訪れ、アムステルダム博士とともに研究プロジェクトの詳細を立案した。その後、双方の研究室において研究準備を進め、平成7年11月28日に細川がワイツマン研究所を訪れた。これまで4カ月間の研究により、細胞内へのジーン・トランスフェクションのテクニックを習得した。また、ラット卵巣細胞を用いた研究により、トランスフェクションされたオンコジーンの産物は卵巣顆粒膜細胞の分化を刺激することが示唆された。
さらに、特筆すべきは、世界で初めて、ヒト卵巣細胞にオンコジーンを導入することに成功した。今後は、このようなヒト卵巣細胞およびラット卵巣細胞を用いた研究を進める計画である。
2.オタワ大学との共同研究
平成7年7月より小辻がオタワ大学を訪問し、3ヵ月に渡りニワトリ卵巣細胞のコラーゲン膜上での共培養法とDNA Fragmentation Assay法を習得した。また、このテクニックを用いて、顆粒膜細胞のアポトーシスを莢膜細胞がどのように調節するかを検討した。この研究により、ニワトリの発育初期の卵胞においては、莢膜細胞からのシグナルが顆粒膜細胞の細胞死を促進するのではないかというプレリミナリーの成績を得た。この成績は、当初は予想できなかった結果である。しかも現在までの知見では説明することができない新しい知見である。従って、今後慎重にこの成績を再確認する必要がある。さらには研究を進めることにより、この現象のもつ生物学的な意味を明らかにしたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kotsuji,F: "In virto development of bovine embryos in the conditioned media of bovine granulosa cells and Vell cells cultured with the exogenous protein and amino acid-free chemically de fined tubal flvid medium" Biol. Reprod.54. 930-936 (1995)

  • [文献書誌] Kotsuji F.: "Recent Advances in Ovarian Function : Basic and Clinical Researches. Serono Symposia" Serono Symposia Publication, 40 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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