研究分担者 |
MURRAY Nicho 連合王国国立神経病院, 神経科, 部長
BURKE David シドニー大学, 医学部, 教授
BOSTOCK Hugh ロンドン大学, 神経研究所・神経科, 講師
ROTHWEV John 連合王国国立神経病院, 神経科, 部長
DAUBE Jasper 米国メイヨークリニック, 医学部, 教授
EISEN Andrew カナダ ブリティッシュコロンビア大学, 医学部, 教授
幸原 伸夫 京都大学, 医学研究科, 助手 (20252439)
梶 龍児 京都大学, 医学研究科, 講師 (00214304)
秋口 一郎 京都大学, 医学研究科, 助教授 (30115779)
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研究概要 |
本年度は、大脳磁気刺激法により脊髄運動ニューロンの発火確率をPSTH(pert-stimulus time nistogram)を用いて解析した(konava N kaji,R,kojima ydal,Electroencephi Clin, Nearophystol,1996,Th press)。それにより、ALS早期では直接皮質脊髄路由来の一次反応(primary peak)の増大と、それに引き続く抑制期(silentperiod)の著明な延長が認められた。この2つの所見の組合せは他の疾患では見られず、ALSに特徴的であることが判明した。またBからtock博士(英国)との共同研究である閾値電気緊張法(Threshold ElectrotonusiTE法)を用いてALS患者の運動神経におけるK^+チャネルの機能を評価した。すでに報告されている様にK^+チャネルの機能低下による興奮性の増大(typeI)を低下を認めた。超大量ビタミン12(メチルコバラミン 30mg/日 静注)を2週間行なったところ、有意にこれらの異常は改善された。この薬剤は将来ALSの治療薬として役立つ可能性がでてきた。なお、これらの研究成果はH8、7月に各共同研究者を京都に招へいし、単行本“Phystology of ALS and related discases"として刊行予定である。
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