研究課題/領域番号 |
07044261
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木山 博資 大阪大学, 医学部, 助教授 (00192021)
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研究分担者 |
加藤 英政 大阪大学, 医学部, 特別研究員(学振)
前野 浩巳 大阪大学, 医学部, 特別研究員(学振)
EMSON Piers MRC, ケンブリッジベイブラハム研究所, 主任研究員
AUGOOD Sarah MRC, ケンブリッジベイブラハム研究所, 研究員
ALLEN Nichol AFRC, ケンブリッジベイブラハム研究, 主任研究員
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キーワード | アンチセンス / 発現抑制 / 神経特異的発現 / トランスジェニック |
研究概要 |
当初予定していたGAP43プロモーターを用いてコンストラクトの作成を完了し、実際にマウス受精卵に注入し、アンチセンストランスジェニックマウスの作成を試みた。本研究は主に加藤英政・木山博資が、英国ベイブラハム研究所にてNick Allen,Sarah J.Augood,Piers C.Emson博士らとともにおこなった。この過程で、コンストラクトがかなり大きいため、受精卵への導入効率がかなり悪いことが判明した。そこで、プロモータ部分の軽量化を試みることにした。これには、現在持っているプロモーターの一部分を取り除いたものを何通りか作成し、その下流にマーカー遺伝子としてアルカリフォスファテ-スまたはβガラクトシデ-スcDNAを結合し、実際にトランスジェニックを作ってみて神経損傷時に発現が見られるかどうかを新たに検討している。この導入コンストラクトの軽量化が今後この方法の汎用化にとって重要であることは明らかであり、8年度以降に解決する予定である。また、導入遺伝子コンストラクトの軽量化のためにリボザイムの使用も考えた。リボザイムの系に関しては、培養系でGAP43の発現抑制を試み、ある程度の成果を収めることができた。これをもとに平成8年度は、トランスジェニック動物の作成を試みる予定である。一方、英国よりはSarah J.Augood,Piers C.Emsonの両博士が来日し、日本で計画中の研究遂行上の助言・協力を受けた。
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