研究課題/領域番号 |
07044266
|
研究種目 |
国際学術研究
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
分子生物学
|
研究機関 | (財)国際高等研究所 (1997) 大阪大学 (1995-1996) |
研究代表者 |
松原 謙一 財団法人国際高等研究所, 副所長 (20037394)
|
研究分担者 |
吉川 寛 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (70019876)
藤山 秋佐夫 国立遺伝学研究所, 総合遺伝研究系, 助教授 (60142311)
榊 佳之 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10112327)
小笠原 直毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (10110553)
伊藤 隆司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90201326)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
キーワード | ゲノム研究 / ゲノム構造解析 / ゲノム機能解析 / ゲノム情報解析 / ヒトゲノム / 枯草菌ゲノム解析 / 酵母ゲノム / データベース |
研究概要 |
最終年度に,ヒト遺伝病およびモデル生物のゲノム構造、ゲノム情報について更に研究を深める必要が生じたため、仏側の研究分担者にPatrice BouvagnetならびにJean Thierry-Miegの両博士を追加した。両者は日本で共同研究に従事した。 本年度は、平成7、8年度におけるフランス科学研究庁(CNRS)生命科学部Galibert副部長らとの協議にもとづき、共同研究の推進と、若手研究者を主体とした研究交流と共同研究の活発化を図った。共同研究としては、榊佳之班員、大木操班員、藤山秋佐夫班員(ヒトゲノム構造解析)、吉川寛班員、小笠原直毅班員、村上康文班員、伊東隆司班員(微生物ゲノム解析)、高木利久班員(ゲノム情報解析研究)、松原謙一代表(cDNA解析)が中心となって共同研究を行った。松田文彦(研究協力者)はパスツール研究所(パリ)、CNRSモンペリエ(モンペリエ)を訪問し、ヒト免疫グロブリン遺伝子領域についての研究交流を行った。フランスからはPatrice Bourvagnet、Piotr Slonimski、Antoine Danchin、Jean Thierry-Mieg(いずれもCNRS部長)が来日し、日本側関連研究者と共同研究を行った。 平成9年12月には、松原謙一代表、藤山秋佐夫班員に加えて若杉尋(研究協力者)がCNRSパリ本部を訪問し、生命科学部Samarut本部長、Galibert副部長らと、3年間の共同研究の総括ならびに今後の協力関係の維持,発展に関する方策について協議を行った。その結果、(1)本研究により相互理解が深まり、研究者間の信頼関係が醸成され、それに基いた新しい共同研究がいくつか開始されるに至った。(2)既に成立している共同研究を一段と進めること。(3)研究者交流による相互理解と啓発を継続的に図ること:特に若い研究者層の交流を促進し、将来に向けて長期的な相互協力の土壌を耕すことが重要である。ということで意見の一致を見た。3年間の活動の総括レポートは国際誌に発表する予定である。
|