研究課題/領域番号 |
07044302
|
研究機関 | 国立国際医療センター |
研究代表者 |
竹田 美文 国立国際医療センター, 研究所, 所長 (30029772)
|
研究分担者 |
NAIR G.B. インド国立コレラ及び腸管感染症研究所, 副所長
BHATTACHAYE インド国立コレラ及び腸管感染症研究所, 所長
山崎 伸二 国立国際医療センター, 研究所, 室長 (70221653)
山本 達男 国立国際医療センター, 研究所, 部長 (80095843)
|
キーワード | 新型コレラ菌 / O139ベンガル / O1型コレラ菌 / ワクチン / O抗原 |
研究概要 |
新型コレラ菌のO139ベンガルは1992年に出現し、1993年には、インド亜大陸においてはO1型コレラ菌が全く分離されなくなった。ところが1993年後半から再びO1型コレラ菌が分離され始め、1994〜1995年には、O1型コレラ菌によるコレラが新型O139によるコレラよりはるかに多くなった。1996年後半に至って、再びO139型コレラ菌によるコレラが流行の兆しを見せはじめている。 本研究ではワクチン開発のための重要な情報をもたらす、インドにおけるコレラの流行の追跡を行うとともに、分離菌の遺伝学的解析を行い、以下の成果を得た。 1.O139コレラ菌の流行前と後の各々のO1コレラ菌とO139コレラ菌のRELPをパルスフィールドゲル電気泳動を用いて解析した結果O139コレラ菌流行後のO1コレラ菌は、O139コレラ菌流行前のO1コレラ菌とは異なり、どちらかといえばO139コレラ菌と似たRELPを示した。 2.O139コレラ菌のO抗原の合成に関与している遺伝子I断片をクローニングした。 現在その塩基配列を解析中である。
|