研究課題/領域番号 |
07044316
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
藤田 信之 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 助手 (90173434)
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研究分担者 |
ROE JungーHye ソウル国立大学自然科学部, 助教授
新川 英典 広島大学工学部, 助手 (50226338)
石浜 明 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 教授 (80019869)
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研究期間 (年度) |
1995
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キーワード | 放線菌 / RNAポリメラーゼ / 転写調節 / 細胞分化 / プロモーター |
研究概要 |
放線菌が、飢餓状態で胞子を形成し、またその一時期で抗生物質を生産する分化過程の、遺伝子転写パターンの大きな変化は、RNAポリメラーゼの遺伝子認識特性の変化によっていると考えられている。その機構を解明する目的で、放線菌各種増殖相で、RNAポリメラーゼを精製し、その構造と機能を調べた。従来は、蛋白分解酵素の活性が強くて、粗抽出液中で酵素が分解されるとされていたが、本研究では、細心の注意を払って操作を行うことによって、プロモーターから転写を開始できる完全なRNAポリメラーゼを単離した。その結果、これまでに、2種類のシグマサブユニット(プロモーター認識因子)を同定した。このうち、対数増殖期の主要シグマは、大腸菌シグマ因子との相同性を指標にクローニングされていた、hrbB遺伝子産物であることが、抗体との反応性から実証された。事実、このホロ酵素は、対数増殖期によく発現される必須遺伝子をよく転写した。HrbBシグマサブユニットは、しかし、RNAポリメラーゼ精製過程でコア酵素から容易に分離する傾向があった。この性質は、大腸菌主要シグマ因子とは違った性質で、放線菌では、シグマの交換が大腸菌より容易であるのかもしれない。 一方、こうして純化されたRNAポリメラーゼの性質を調べる目的で、増殖必須遺伝子、ストレス応答遺伝子など、多数の遺伝子を単離し、それらのプロモーター構造を、DNA塩基配列のレベルで決定した。その結果、放線菌のプロモーターの実態が、一挙に明かになってきた。
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