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1995 年度 実績報告書

映像と音声による中国人の言語生活の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07045004
研究機関東京外国語大学

研究代表者

依藤 醇  東京外国語大学, 外国語学部 (80014520)

研究分担者 梁 伝宝  上海外国語大学, 日本語学部, 助教授
王 宏  上海外国語大学, 日本語学部, 教授
平井 和之  東京外国語大学, 外国語学部, 講師 (10199028)
小林 二男  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (10107831)
高橋 均  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (40015392)
金丸 邦三  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70014438)
輿水 優  東京外国語大学, 外国語学部・教授, 教授 (60014437)
キーワード中国人の言語生活 / 中国語生活語い / 商店名 / 呼称語 / 掲示表現
研究概要

中国社会の急激な変貌にともなって,言語の面でも少なからざる変化が起こっている。我々は対中国関係の第一線で活躍することを求められる人材を養成しなければならない立場に置かれており,過去数年の科学研究費(国際学術研究,研究代表者=輿水優)による研究の成果の上に,現在の中国人の日常の言語生活を調査し,映像その他の手段により記録,分析の結果を公表するとともに,その成果を教育の面に生かしていくことを目標としている。
初年度に当たる平成7年度は,視覚面からも変化を知ることができるものとして,商店名や各種事業所名及び都市市民が日常生活の中で接する各種掲示の中で近年使用が増加している言葉を収集した。具体的な例をいくつか示せば,商店名での“〜屋",“〜廊",事業所に用いる“〜事務所"などは以前には見られなかったものである。また,“営業中",“休息中"という掲示も目にするが,一見日本語と同じように見えながら,中国語の“〜中"の“〜"の部分には動詞しか入らず,従って「会議中」,「食事中」など「名詞+“中"」の日本語とは違いが見られるのである。
初年度のもう一つの大きなテーマは呼称語の変化の調査である。例えば“同志"はこれまで広く呼び掛けに用いられてきたが,現在若い人々の間では一般にほとんど用いられなくなっている。この1年,我々は呼称語の用いられ方についても上海・北京を中心にアンケート調査を行い,現在分析を行っている。
以上取り上げた2点を中心に「中国人の言語生活の変遷(1)」という形で初年度の研究成果を公にすべく準備中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 依藤 醇: "中国人の言語生活の変遷(1)" 東京外国語大学中国語研究室, 100 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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