研究分担者 |
LIDASAN Huse School of Urban and Regional Planning, Un, Associate
SIGUA Ricard College of Eng., University of the Philip, Associate
VILLORIA.JR. ジュニア オレガリオ School of Urban and Regional Planning, Un, Associate
清水 哲夫 東京工業大学, 工学部, 助手 (40272679)
浜岡 秀勝 東京工業大学, 工学部, 助手 (70262269)
轟 朝幸 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (60262036)
土井 健司 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (10217599)
屋井 鉄雄 東京工業大学, 工学部, 助教授 (10182289)
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研究概要 |
マニラの交通渋滞の原因である道路要領のボトルネックは、1)交差点の交通管理技術と個々人の運転マナーの未成熟、2)バス・ジプニ-の停留所付近の交通流の流れ、3)交通事故や車両故障による停車車輌、4)高速道路における高速走行車両、低速走行車両の混在等による生じている。我が国を含む先進国の大都市部での交通上今日と比較した場合、とりわけ運転マナーの問題が極端に道路容量を低下させる原因となっている点が特徴的である。 本研究では、道路交通に関する社会的認識が大きく異なるマニラおよび東京、さらにその中間的な位置づけとしてソウル,バンコクの4都市を対象として、運転者の行動がもたらす道路容量低下のメカニズムを解明することを目的として,以下の調査および分析を行った。 1.都市内幹線道路および都市高速道路における交通流現象調査および解析 (1)東京,マニラ,バンコク,ソウルの各都市における交通流をビデオ撮影にて調査 (2)調査による取得データの解析 取得データ及び解析結果を用いた現象再現モデルの構築 (1)交差点、バス停、故障車両等当該箇所の現象記述モデル (2)渋滞発生時からのその波及過程モデル (3)ネットワークにおける渋滞モデル 3.交通容量低下現象改善のための交通管理方法の考察 (1)道路構造、交通規則、交通流制御、取締等により交通容量低下現象を防止するまたは緩和する方策の考察 (2)日本における運転者行動改善の時系列的過程と道路交通法改正との関係の分析 以上の結果,運転者の車線変更や合流などの交通行動が交通流に及ぼす影響が大きく,この行動は社会経済の発展に伴い改善していく傾向にあることを明らかにした.
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