研究課題
1、空気軸受の開発:CCDカメラを垂直軸回り、および、水平軸回りに正確に回転する必要があり、スクイーズフィルムを用いた空気軸受開発の基礎研究として実験を行いその可能性を見いだした。具体的にはスクイーズ膜発生条件の同定、膜のばね定数および減衰係数の測定、軸受パッドの瞬間的変位(アクティブ制御)による軸の運動誤差補正の可能性の検証。2、球面ミラーとレーザ光を用いた空間座標測定システムの開発:測定したい対象物に標的として球面ミラーを取り付け、スキャナーを圧電素子で駆動することによりレーザ光を走査して測定する。今年はスキャナーを試作して二軸回りの回転駆動を行い、10μmの駆動精度および10nmの整定時間を得ることにより本測定システムの可能性を明らかにした。3、平成9年9月2〜5日にYugoslaviaのBelgradeで行われた国際会議(International Symposium“Machines and Mechanisms")において研究成果の公表を行い相手国に還元を行った。表題は“Development of active Squeeze Air Bearing Using scillation of Piezoelectric Actuators"である。4、平成9年9月5〜12日にHungaryのMiskolc大学を訪問し研究成果の意見交換を行い、9月17〜22日に長岡技術科学大学において研究成果の意見交換を行った。
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