研究課題/領域番号 |
07045030
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
西 道弘 九州工業大学, 工学部, 教授 (80038588)
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研究分担者 |
ZHENG Zhangb オールドドミニオン大学, 工学部, 助教授
ASH Robert L オールドドミニオン大学, 工学部, 教授
宇野 美津夫 九州工業大学, 地域共同研究センター, 助手 (60142353)
WANG Xinming 九州工業大学, 工学部, 講師 (10264128)
塚本 寛 九州工業大学, 工学部, 教授 (50117305)
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キーワード | 渦流 / 渦構造 / 渦法 / 縦渦 / 渦誘起ジェット / ら旋渦心 / 翼端渦 / はく離渦 |
研究概要 |
「渦流れの機構」を、実験及び理論の両面から総合的に追究することを意図して、研究者各自の研究と共同研究とを適度にミックスさせた協力研究として立案し、実施に移した。 1.各研究者が進めている調査研究は、ほぼ予定に従い進行中である。文献調査結果の一部は機械学会論文集・平成7年11月号の研究展望に掲載した。 2.相手大学への訪問及びそこからの研究者招へいを通して進めた調査研究並びに研究打合せは、電子メールやファックスでは不可能な、直に接しての共同作業を実現でき、新たな問題も見出されて、意義深いものであった。 3.壁近傍の渦流と壁面圧力との関係を調べる実験的研究はターボポンプで実施中である。今後、液晶を利用した壁面近傍圧力場の可視化法を取上げたい。 4.動静翼列干渉を渦法で解析するモデルの有用性を明らかにし得た。これに関連する実験的研究の成果も発表してきたが、今後、低流量域における圧力変動特性を十分識別するために、詳細な相関解析を試みる予定である。また、非定常連度場の計測も検討中である。 5.壁からのジェットにより誘起された縦渦の挙動を解明する実験的研究に関しては、平均流場を計測する装置及び方法を準備して、ある程度明らかにすることができたが、乱流計測については残されたので、継続して追究する。 6.渦流の数値シミュレーションに関しては、壁面の影響を究明した。この方法を応用して、管璧近傍の縦渦の発生と挙動を今後調べる予定である。現在は境界条件等について検討するため、数値計算の準備テストを進めている。 7.管内旋回流中の渦心の挙動を扱う数学モデルをいくつか取り上げて流れ解析し、その有用性を実験結果との比較から検討している。今後、管内ら旋渦心の安定性を調べる予定をたてている。
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