研究分担者 |
クリナス プートカム チェンマイ大学, 薬学部, 助教授
ピタヤ スワムスリ チェンマイ大学, 農学部, 助教授
尾垣 光治 近畿大学, 薬学部, 技術員
東野 英昭 近畿大学, 医学部, 講師 (40122098)
八丁 信正 近畿大学, 農学部, 助教授 (00268450)
駒井 功一郎 近畿大学, 農学部, 教授 (10088198)
筒井 暉 近畿大学, 農学部, 教授 (90207415)
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研究概要 |
本年度は調査初年度として,地域の農業・経営状況の把握に努めるとともに,継続中のチェンマイ大学農学部の高地農場におえる栽培試験について栽培にかんする技術指導を行うとともに、導入を試みている日本産の薬草については継続的かつ安定的な生産が行えるよう現地において指導を行った。またタイ国産の薬草を採取し、有効成分の分析を日本において開始する事とした。高地農場で栽培できた薬草については、分析・抽出方法等について現地で指導するとともに、抽出を開始した。また、薬用作物の市場性について、タイ国内外市場の調査を開始した。チェンマイ地区での薬草の生産量、流通量、価格について聞き取りを中心とした調査を行うとともに、バンコク及び東南アジアにおける流通の実態についても研究調査を行った。 海外共同研究者である、ピタヤ.スワムスリ氏が日本訪問中の機会を利用して近畿大学農学部に招へいし、研究の具体的な実施方向について打合わせを行い併せて、近畿大学狭山薬草園を訪問し、日本の国内における薬草栽培の実態、技術について紹介するとともに、タイ国への適用について検討を行った。 さらに、抽出した薬効成分の検証を目的とした高血圧自然発症ラットを用いた試験を近畿大学医学部において継続した。この検討の結果薬効がある程度確認できた、Tinospora CrispaやImperata Cylindriaについては、チェンマイ大学医学部において臨床試験を開始すべく検討を行った
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