研究分担者 |
SCHRYVERS Do アントワープ大学, 理学部, 教授
VAN DYCK Dir アントワープ大学, 理学部, 教授
VAN TENDELOO アントワープ大学, 理学部, 教授
VAN LANDUYT アントワープ大学, 理学部, 教授
田中 康弘 長崎大学, 歯学部, 助手 (10217086)
有働 公一 長崎大学, 歯学部, 助手 (60145266)
岩永 浩 長崎大学, 教養部, 教授 (40039772)
福永 博俊 長崎大学, 工学部, 教授 (10136533)
羽坂 雅之 長崎大学, 工学部, 教授 (30039698)
藤山 寛 長崎大学, 工学部, 教授 (20112310)
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研究概要 |
〔(AuCu)_<0.86>Ag_<0.14>〕_<1-X>Pt_X擬元系合金におけるPt濃度7.5at%までの組成範囲のコヒーレント状態図を完成した。コヒーレント相としてα_1+α_2,AuCuI+α_0,AuCuI+α_2,AuCuII+α_2,AuCuI+AuCuII+α_2,およびAuCuIの存在領域を確認した。さらに、Pt添加量の少ない領域において、スピノ-ダル分解が発現することを見出した。これらの微細組織の結晶学的構造を高分解能電子顕微鏡法により解析し、これらの構造が形成されるメカニズムについても検討した。この結果は‘A coherent phase diagram of the 〔(AuCu)_<0.86>Ag_<0.14>〕_<1-X>Pt_X pseudobinary section in quarternary Au-Cu-Ag-Pt system'と題して、Journal of Alloys and Compoundsに投稿中である。 AuCuI型規則格子の生成にPt原子が如何に寄与しているかについて、その占有サイトを決定した。この結果は‘Site occupation of platinum in CuAu-Pt alloys'と題して、Scripta Materialiaに投稿中である。 傾斜機能膜の歯科応用例として、メタルボンドの界面を超高分解能電子顕微鏡法で観察し、その結合メカニズムを検討した。この結果は平成9年4月6日東京で開催される第29回日本歯科理工学会学術講演会で発表する予定である。さらに、メタルボンド用金合金の時効硬化挙動について昇温焼鈍過程における相変態を検討し、この結果を‘Aging reactions in a high carat gold alloy for dental porcelain bonding'と題して、Journal of Materials Science : Materials in Medicineに投稿中である。
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