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1995 年度 実績報告書

プラント・オパール分析法および電気探査法による水田遺構の事前探査に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07201206
研究機関宮崎大学

研究代表者

藤原 宏志  宮崎大学, 農学部, 教授 (40040860)

研究分担者 宇田津 徹朗  宮崎大学, 農学部, 助手 (00253807)
佐々木 章  大分短期大学, 園芸学科, 助教授 (60105210)
武藤 勲  宮崎大学, 農学部, 助教授 (70040863)
柳沢 一男  宮崎大学, 教育学部, 助教授 (50239802)
キーワードプラント・オパール / 弥生時代 / 吉野ケ里遺跡 / 地中レーダー法 / 電気探査
研究概要

本年度は水田遺構が包蔵されている土層とその範囲を探査する方法について、プラント・オパール分析法と地中レーダー法を組み合わせる方法について検討した。
プラント・オパール分析により水田遺構が包蔵されている土層とその範囲を推定する方法は、すでに各地の遺跡で応用され、その有用性が立証されている。
しかし、この分析法では、水田遺構の存在位置を探査できるものの、水田遺構の具体的な形状を知ることはできない。地中レーダー法は土層に包蔵されている遺構の姿を予知しようとする方法であるが、土層構造の多様性に災いされ、層厚が大きい場合は良好な結果を得にくいのが現状である。
ここでは、プラント・オパール分析法により水田遺構包蔵層を推定し、考古学的発掘調査が水田層の直上まで進んだ段階で地中レーダーを用い、遺構の具体的形状を把握しようとするものである。
実験はシルト質粘土で造った模擬水田遺構を砂および砂質シルトで覆った状態にし、被覆層の厚みと水分の変化により、レーダー像がどのように変化するかを観察した。実験の結果、水田址の直上10cmから照射計測した場合、極めて良好な像を得られることが判った
この結果から判断すると、この方法は実際の遺跡調査現場でも充分応用しうるものと思われるので、次年度は実用化試験を行いたい

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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