研究課題/領域番号 |
07206102
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
家田 修 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20184369)
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研究分担者 |
佐原 哲哉 東京都立大学, 人文学部, 助手 (70254125)
川原 彰 杏林大学, 社会科学部, 助教授 (30224819)
永綱 憲悟 亜細亜大学, 国際関係学部, 助教授 (70172541)
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キーワード | スラブ / ロシア / 東欧 / 政治文化 / 地方制度 |
研究概要 |
1.委託アンケート調査: ・東欧とロシアの地方エリートに関する調査が住民の意識調査を目的として作成された。 ・実施状況:ハンガリーでは既に調査が実施され、現在はその集計分析が進行中である。ロシアでもロシア語版が作成され、現在永綱が中心となって実施中である。ポーランドとブルガリアでは当初予定していた引受機関が特殊事情により引き受け困難となったため、来年度に回されることになった。このため来年度に予定していたエリート自身に関する調査の一部を繰り上げて、本年度に委託を開始した。これは地方政治エリートに関する基礎資料形成である。 地方エリートに関する基礎資料形成 ロシアについては既にチェリアビンスクについて委託調査が一部完了した。その他の地方についても研究分担者(後、研究協力者)の松里が中心となって委託調査を遂行している。ハンガリーについてもこちらからの委託に従って、アンケート調査と同様、ヴェスプレーム県庁の情報室が全国レベルの地方政治エリートデータベースを作成している。これらの結果は年度末までにはまとめられる予定である。 3.地方制度研究グループの組織化 分担研究者だけではカヴァーできない地域や国の地方制度の現状をとりまとめるため、地方制度研究グループが組織された。現在東欧に関して、仙石学(ポーランド)、佐藤雪野(チェコ)、長与進(スロヴァキア)、中島崇文(ル-マニア)、石田信一(クロアチア・スロヴェニア・新ユ-ゴスラヴィア)、木村真(ブルガリア)、大庭千恵子(マケドニア)の参加が確定している。来年度の冬の研究会をめどに報告準備が始まっている。旧ソ連地域についても同様の研究グループの形成が予定されている。 4.海外研究者の参加 本研究の研究課題に関連して、旧ソ連東欧地域における第一線の研究者との協力や共同研究を促進するため、逐次現地研究者の寄稿を要請することにした。ウクライナの研究者ネミリア氏の参加はこの一環である。
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