研究課題/領域番号 |
07206104
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山村 理人 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (60201844)
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研究分担者 |
吉井 昌彦 神戸大学, 経済学部, 助教授 (80191542)
小田 福男 小樽商科大学, 商学部, 教授 (80125377)
大津 定美 神戸大学, 経済学部, 教授 (20081119)
石川 晃弘 中央大学, 文学部, 教授 (80055178)
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キーワード | ロシア / 東欧 / 極東 / 私有化 / 企業 / 労使関係 / 機械工業 / コ-ポレート・ガバナンス |
研究概要 |
本年度は、次の三つの調査を、委託によって行った。 (1)東中欧4ヶ国(チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー)における機械工業企業の調査。 平均従業員数が500人以上の中・大規模企業をそれぞれの国で数十社選び、(1)私有地と所有構造、(2)コ-ポレート・ガバナンス、(3)企業内意思決定構造、(4)リストラクチャリング・プロセス、(5)企業ネットワークの形成、(6)経営幹部のキャリア・パターン、(7)労使関係、(8)企業内福利厚生、(9)企業の資金調達メカニズムなどの項目について調査を行った。 (2)ロシアの私有化企業における従業員意識調査 ロシアの典型的な私有化された旧国営企業を数社選び、それぞれ300サンプルを選んで、従業員意識調査を実施した。(1)経営者と従業員の距離分析、(2)従業員の参加意識・帰属意識の測定、(3)職務満足測定に関する諸項目が調査された。 (3)極東ロシアにおける機械工業企業の調査 極東という日本とつながりの深い地域の特殊性が企業活動にどのような影響を与えているかを見るために、機械工業企業18社を選び、生産、財務、組織、等に関する詳細な調査を実施した。 このほかに、国内で数回にわたる班会議を開き、研究・調査うちあわせと、研究班メンバーによる研究報告を行った。調査で得られた資料は、現在、整理・分析中である。
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