研究課題/領域番号 |
07206111
|
研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
西村 可明 一橋大学, 経済研究所, 教授 (60017671)
|
研究分担者 |
長岡 貞男 成蹊大学, 経済学部, 教授 (00255952)
吉野 悦雄 北海道大学, 経済学部, 教授 (80142678)
平泉 公雄 埼玉大学, 経済学部, 非常勤講師
村上 隆 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20261357)
百済 勇 駒沢大学, 外国語部, 教授 (30052476)
|
キーワード | CIS / ソ連・東欧 / EU加盟 / スラブ地域 / 中央アジア / 中・東欧貿易構造 / NIS / 市場経済化 |
研究概要 |
1.本年度は合計4回の研究会を開催した。第1回(平成7年7月)では、研究分担者及び協力者全員が、各自の問題意識を述べて、それについて討論を行った。これは研究を実質的に開始する上で、有益であった。第2回(同10月)では、研究協力者の菅野哲夫氏がCIS諸国の金融関係を、岩崎一郎氏が中央アジアの産業構造を分析し、報告した。両報告ともに、水準の高いものであった。第3回(平成8年1月)においては、研究分担者の村上隆氏がエネルギー分野での地域間協力の実態と再編の可能性について、また公募研究で参加している研究協力者の源河朝典氏がハバロフスク地方における国有資産私有化の現状と課題について報告し、討論した。この会合には多数の部外者も出席し、充実した討論が行われた。第4回(同3月)では、研究分担者の吉野悦雄氏がポーランドとリトアニアの貿易構造、平泉公雄氏がハンガリーの貿易構造について、岡奈津子氏がカザフスタンの貿易構造と民営化問題について報告し、討論を行った。これは、研究分担者の研究の前進を示すものであった。これらの研究会には、第3回を除き、常時10名前後の出席があった。 2.第1年度が終了する時期になって、ようやく研究が軌道に乗り始めた印象を持つ。今年度は、特に、ポーランド、ハンガリーの貿易構造の変化、中央アジアの産業構造分析、エネルギー供給、CIS諸国金融関係の分析で前進があった。これらは、一部は論文として発表が予定されており、一部はディスカッションペ-パ-での発表が予定されている。 3.なお、ウクライナ、カザフスタンなど外国の研究者の論文執筆による研究参加を得たことも、有益であった。
|