研究課題/領域番号 |
07207128
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研究機関 | 統計数理研究所 |
研究代表者 |
村上 征勝 統計数理研究所, 領域統計研究系, 教授 (00000216)
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研究分担者 |
今西 祐一郎 九州大学, 文学部, 教授 (90046219)
樺島 忠夫 大阪府立大学, 名誉教授 (00046418)
吉野 涼三 統計数理研究所, 領域統計研究系, 助教授 (60220711)
岸野 洋久 東京大学, 教養学部, 助教授 (00141987)
植木 武 共立女子短期大学, 生活科学科, 教授 (20223448)
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キーワード | 文章のデータ / 数量的分析 / 源氏物語 / 古墳データ / サンスクリット大乗仏典 / イメージ情報 / 金堂データ |
研究概要 |
研究計画に基づき本年度は次のような研究を実施した。 (1)文章の計量分析 (1)『源氏物語』及び『源氏物語』関連文献の『紫式部日記』、『山路の露』、『雲隠六帖』、『手枕』のデータベースを用いて数量的分析を行った。 (2)西鶴作品の数量的分析を行うため『好色一代男』等の井原西鶴の全作品の入力を行い、その内『好色一代男』、『好色五人女』等17作品については文章の単語分割を終了した。 (3)サンスクリットの大乗仏典のデータベースについては十地経の入力が完了し、複合語の構成要素を含むすべての単語を分割、抽出して、計量分析用の辞書の作成へと発展させた。また、データベース作成を進めるとともに、単語検索用のソフトも開発した。 (2)イメージ情報の計量分析 浮世絵を対象として、その分析方法について研究を進めた。 (3)考古学データの計量分析 近畿地方の大型前方後円墳の形状データの数量的分析によって系列関係を明らかにした。また6〜8世紀に建立された寺院の金堂の形状データを分析し、当時の金堂の建築にいくつかの規格があったことを明らかにした。
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