本研究の目的は、日々進歩している既存システムを改良するのではなく、全く新しい技術を探しだし、提案することであった。 そして、現在主流となっている音声認識技術の代わりに、1970年代に代表的であった音声人工知能アプローチを基としてこれを拡張し、現在広がりつつある人工知能音声理解システムを上回るシステムを構築する計画であった。 本研究を進めていくなかで行なった調査の結果、この研究中の音声人工知能アプローチは、現在主流の音声認識技術によるシステム以上のものを構築するための原型とはならないであろうと判明した。 そのため、基としていた音声人工知能アプローチをあきらめ、これに代わる技術を探しだし研究を続けていく予定である。
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