研究課題/領域番号 |
07228271
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
川合 真紀 理化学研究所, 表面化学研究室, 主任研究員 (70177640)
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研究分担者 |
小笠原 寛人 理化学研究所, 表面化学研究室, 研究員補 (50270591)
吉信 淳 理化学研究所, 表面化学研究室, 研究員 (50202403)
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キーワード | IRAS / メタン / 白金 / 光反応 / 対称性の破れ |
研究概要 |
炭化水素の活性化、とりわけsp^3配置の炭素結合を有するメタン分子の活性化は、資源活用の見地からもきわめて重要である。気相のメタン分子は160nmより短波長の光により解離することが知られているが、最辺、松本らによりPt(111)表面に吸着したメタン分子が、193nmの紫外レーザーの照射によりメチルラジカルと水素原子に解離することが見い出された。メタンのような対照性のよい分子が固体表面に吸着すると、表面との相互作用の結果、吸着分子の対称性が低下することが考えられる。実際、本研究で、赤外反射吸収法(IRAS)によりPt(111)上に吸着したメタン分子の振動状態を観測したところ、吸着第1層のみTd対称が破れ、少なくともC_<3v>対称へと変形していることが見い出された。193nmのレーザーをこの表面に対称すると、対称性の低下したメタン吸着種のみがメチルラジカルへと分解する。
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