研究課題
今年度は昨年度に引き続き、以下のような研究活動を継続し、本総括班では各班相互の連絡・連携をはかって研究をリ-ドしてきた。1)他の予算措置も活用し、南アフリカ、西オーストラリア、ナミビアなどで活発な海外調査、サンプリングを行った。2)地球惑星科学における新しいテクノロジーの開発をすすめた。特に本年度はレーザーアブレーション・ICPMASによるジルコン粒子一粒ずつのU-Pb年代測定ができるようになった。3)試料の分析をすすめ、プレカンブリア代における水循環をさぐる火山岩中の流体包有物を発見・分析したり、イスアの縞状鉄鋼床(38億年前)から隕石衝突の証拠を示唆するイリジウム濃集層を発見したりして、新しい発見が相次いでいる。4)総括班では各実行班どうしの連携・連絡を取り合い、取りまとめに向けてのシンポジウム、学会セッション、出版物の検討を進めている。また、全地球史解読の成果を引き継ぎつつ、新しい研究領域をひらく検討を進めてきた。
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