研究課題/領域番号 |
07239103
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研究種目 |
重点領域研究
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岩原 弘育 名古屋大学, 理工科学総合研究センター, 教授 (80023125)
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研究分担者 |
山本 治 三重大学, 工学部, 教授 (70023116)
小久見 善八 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60110764)
石亀 希男 東北大学, 科学計測研究所, 教授 (40006143)
工藤 徹一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (90205097)
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キーワード | イオン導電製固体 / ダイナミクス / イオニクス / 固体内高速イオン / 人工格子 |
研究概要 |
当重点領域研究「固体内高速イオンのダイナミクスとそのイオニクスへの展開」は、固体内をイオンが高速で動きうるのはどのような基本機構によるものかを解明し、これをもとに新しいより良好な高速イオン導電性固体の創製を試みるとともに、このような固体の新しい応用分野の開拓を目指すものである。 当総括班では、4つの計画研究班(A01構造班,A02ダイナミクス計測班,A03合成班,A04応用班)と48件の公募研究を総括し、それぞれの進捗状況を把握しながら研究交流の円滑化と研究全体の効率的進展をはかった。また、当領域研究に関して各構成メンバーが必要に応じて研究領域代表者の実験室を利用できるよう体勢を整えた。 本年度は6月6〜7日第1回研究打合せ会を開いて今年度の研究計画を相互に綿密に打ち合わせ、その結果を冊子にまとめて班員相互の研究遂行の便をはかった。また、9月29日には合同班会議を開催して研究者相互の連絡を密にするとともに、、そのおり各班員が提出したそれまでの研究進捗状況を冊子として全構成員に配布し、研究交流の資料とした。さらに、11月22日には第2回の研究打合せ会を開催して特定の研究課題について全構成員で研究討論を行い、研究の進展をはかった。平成8年1月23〜24日には成果報告会とシンポジウムを公開で行い、本年度の研究成果を各班員が口頭およびポスターで公表するとともに成果報告書を刊行した。これらの活動を効果的かつ円滑に遂行するために合計5回の計画班班長会議と2回の総括班会議を開催した。このような研究支援のもとに当領域研究全体として固体内高速イオンのダイナミクスの解明に格段の進展がみられ、モデル物質としてのイオン導電体人工格子の作製や、いくつかの高速イオン輸送機能をもつ新しい固体の創製に成功した。
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