研究課題/領域番号 |
07247101
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研究種目 |
重点領域研究
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木舟 正 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40011621)
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研究分担者 |
手嶋 政廣 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40197778)
谷森 達 東京工業大学, 理学部, 助教授 (10179856)
高原 文郎 東京都立大学, 理学部, 教授 (20154891)
佐藤 文隆 京都大学, 理学部, 教授 (90025370)
荒船 次郎 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (80013415)
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キーワード | 高エネルギーガンマ線天文学 / 超高エネルギー宇宙線 / 宇宙線の起源 / 宇宙線の加速 / パルサー / 活動銀河 / 超新星残骸 / チェレンコフ望遠鏡 |
研究概要 |
領域の全体像を明らかにし、今後の発展方向を討議するために、総括班会議及び3回の研究会を開催した。(1)長い時間スケールでの今後の展望、特に高エネルギーガンマ線天文学の飛翔体による観測方法との関係、X線天文学など周辺関連分野との関係を主題とした研究会を平成7年8月に開催した。約30人の参加者があった。(2)理論的研究(公募研究A04)についての研究会を都立大学において、10月に3日間にわたり開催した。公募研究採択課題の経過報告と物理的展望の討議を中心とし、宇宙に於ける高エネルギー非熱的過程について32の講演、76人の参加者があった。この成果は研究会集録として出版した。(3)領域全体の研究会を平成7年12月に、富士吉田市経団連人材開発研修センターにおいて4日間にわたり開催した。領域の骨格となる計画研究の経過報告、関連分野の現状のレビュー、個別研究の最近の結果の報告など、超高エネルギー天体に関係する諸現象について実験理論両面について考察を行なった。93人の参加者と44の講演があった。研究会集録は現在印刷中である。また、進行中のデータ解析などのための小規模の集会を実施した。 高エネルギーガンマ線天文学を骨格とする“超高エネルギー天体"の最近の発展は急速である。国際天文学会主催のパルサーに関する国際会議(IAU Colloquium 160)に招待講演の依頼があり派遣を行なった。オーストラリアで行なっている1000GeV領域のガンマ線観測からいくつかの興味深い結果が得られつつある。この現在進行中の実験をさらに活性化し早期の成果を促進するための改良作業と電子回路や光電子増倍管カメラの技術開発を行なった。
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