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1995 年度 実績報告書

哺乳類の細胞周期進行モニターにおける制御異常と発がん感受性

研究課題

研究課題/領域番号 07272237
研究機関金沢大学

研究代表者

達家 雅明  金沢大学, がん研究所, 助手 (50216991)

キーワード発がん / 細胞周期 / サイクリン / サイクリン依存的キナーゼ / 染色体異常 / 発がん感受性 / G1阻害 / 放射線
研究概要

1.G0/G1細胞周期の進行に重要な役割を担っている機能分子群のひとつ、4型サイクリン依存的キナーゼ(Cdk4)の恒常的活性型変異体(constitutively active form)遺伝子を哺乳類細胞に強制発現することによって、紫外線ならびにX線誘発G1進行阻害効果が起こらないことを見い出した。G1阻害のかからなくなった細胞株では、紫外線誘発染色分体異常の頻度が上昇した。また、X線誘発の染色分体ならびに染色体異常の頻度についても、コントロールの細胞群と比較して、高いことがわかった。
2.細胞周期進行のチェックポイントを制御する機構を構成するような新たな因子を検索した。その結果、酵母のチェックポイント欠損変異株、chkの表現形質を相補する哺乳類細胞の遺伝子として、新たな候補遺伝子を単離した。この遺伝子は酵母の分裂異常多発変異株、iplを相補する酵母遺伝子iplと相同性を認めた。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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