研究課題/領域番号 |
07278101
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
清水 孝雄 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80127092)
|
研究分担者 |
河西 春郎 岡崎生理学研究所, 細胞器官研究系, 教授 (60224375)
野田 亮 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30146708)
三品 昌美 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80144351)
三木 直正 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40094445)
久保田 競 日本福祉大学, 情報社会科学部, 教授 (30027479)
|
キーワード | 神経可塑性 / 記憶 / ノックアウトマウス |
研究概要 |
本研究班は平成7年より10年までの4年間、総計130名からなる班員により、神経可塑性の分子機構とその生理的意義を明らかにする研究を進めてきた。具体的には、(1)シナプス伝達受容体分子と可塑性、(2)可塑性情報機構、(3)可塑性を制御する遺伝子探索の三つのグループに分かれて研究を進め、可塑性の分子機構にかかわる多くの分子を単離し、また、そのノックアウトマウスの解析より、分子機構と生理機能に関して多くの知見をあげた。これらの研究成果は研究成果報告書や同文献CD-ROM盤にあるように、Cell,Nature, Science, Neuron等のインパクトの高い雑誌に掲載され、この分野の研究を確実にリードした。本研究班の特徴は、(1)分子生物学者を中心に、生理学、薬理学、発生学、心理学、形態学などの学際的なグループによる共同研究を進めてきたこと、および(2)従来から神経研究を進めていたグループに加えて、他分野(発生学、シグナル伝達学、ガン研究)の若手研究者を糾合して、次世紀の神経科学を担うグループを作ってきたことにある。従って、年1回の班会議、夏の合宿等のより班員間の研究交流と、共同研究の打ち合わせを進めると同時に、生化学会、分子生物学会、日本神経科学会、細胞生物学会などのシンポジウムを共催し、班内外の研究者のと交流を深めた.今年度はとりまとめの年であり、研究成果報告書を作成したこと、また、各研究者の研究成果をCD-ROM化し、国内の多くの研究者、あるいは機関に配布予定である。
|