研究課題/領域番号 |
07282101
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
水野 重樹 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (90112903)
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研究分担者 |
丹羽 修身 かずさDNA研究所, 室長 (70144318)
西本 毅治 九州大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10037426)
木南 凌 新潟大学, 医学部, 教授 (40133615)
柳田 充弘 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80025428)
広瀬 進 国立遺伝学研究所, 教授 (90022730)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1999
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キーワード | 細胞核 / 染色体 / 核・細胞質間タンパク質輸送 / クロマチンリモデリング / テロメア / セントロメア / 核ラミア / 相同染色体合と組換え |
研究概要 |
本研究班は平成7-10年度に行なわれた特定領域研究(A)「細胞核の機能構造:分子構築と分子間コミュニケーション」(研究領域番号:359)の総括班として研究全体の計画、班員間の連絡、合同班会議、公開シンポジウム、染色体ワークショップの開催、研究評価と今後の研究の推進方策の策定などを行なった。本研究は3つの計画研究班;1)染色体の核内配置とその要因(6名)、2)核機能発現の場の構築(7名)、3)核・細胞質間の分子コミュニケーション(6名)を中心に進められたが、毎年関連する公募研究(合計49名)を取り上げた。4年間にわたる本領域の研究を振り返って、細胞核の総合的研究というこれまでにない目標設定のもとで、主として分裂酵母、出芽酵母、動物細胞を対象にして、核機能と核構造についてタンパク質分子複合体の構築、機能と制御を共通のキーワードとして先端的な研究が活発に行なわれ、多くの論文が発表された。主たる研究対象はヘテロクロマチン、テロメア、セントロメア、減数分裂における相同染色体の対合と組換え、紡錘極体、クロマチンリモデリングと転写制御、locus controlregion、ゲノミックインプリンティング、核ラミナとクロマチン相互作用、タンパク質の核・細胞質間の輸送機構と制御、RNAの核外輸送、膜孔複合体、アポトーシスにおけるクロマチン断片化、有糸分裂における核膜の解離と融合などである。平成11年度は4年間の研究成果のとりまとめとして、38名の計画班員と公募研究班員に自身の研究成果と関連する最新の世界の研究動向について総説的に書いてもらい、冊子(332ページ)を作成し、文部省に提出するとともに全班員に配布した。
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