• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 実績報告書

映像等の情報通信の教育利用及び評価に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 07300006
研究機関静岡大学

研究代表者

永野 和男  静岡大学, 情報学部, 教授 (60107224)

研究分担者 園屋 高志  鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (30016696)
加藤 直樹  岐阜大学, 教育学部, 助手 (30252117)
村瀬 康一郎  岐阜大学, 教育学部, 助教授 (80150027)
近藤 勲  岡山大学, 教育学部, 教授 (50033361)
生田 孝至  新潟大学, 教育学部, 教授 (20018823)
キーワード教育工学 / 教育情報ネットワーク / 学校教育 / システム開発 / コミュニケーション / カリキュラム開発 / INTERNET / 調査研究
研究概要

本研究の目的は,(1)企業等の協力あるいは教師や研究グループによる自主的な活動により各地で多数試行されている「ネットワークを利用したマルチメディア情報通信を学校教育に活用する種々のプロジェクト」の動向を把握し,適切に評価することにより,今後の教育実践及び必要な条件等に関して指針を与える。(2)これまで蓄積されてきた教育情報を相互に利用できるような仕組みを開発し,マルチメディアを中心とした教育情報の組織的な流通の促進を支援する。(3)マルチメディア及び情報通信を用いた教育実践の評価の枠組みと学習の評価の枠組みを作成し,それによる評価分析により,今後の教育実践のあり方等に関する指針を示す。ことである。
平成8年度は,前年度と同様,分担者を
(A)小・中学校におけるマルチメディア利用・ネットワーク利用の実践に関する試行および調査検討
(B)教師支援のためのマルチメディア利用・ネットワーク利用の実践に関する試行および調査検討
(C)マルチメディア・ネットワーク利用に関する教育的意義と評価方法の検討
の3グループにわけて研究を進めた。
(A)班では,遠隔共同学習,メディアキッズなど先進的な事例について,経過,成果の調査,問題点の検討をもとに,インターネットで実践できるカリキュラムのモデルとして「野菜・果物データベース」とその教材を開発し,実践してその実用性を評価した。さらに,これまで提供されてきたインターネットホームページを整備し,体験版のCD-ROMを作成して,実践校などに配布,啓蒙活動を進めた。
(B)班では,前年度に,蓄積された教育情報(学習素材,メディア教材など)を各大学や各教育センターなどで利用できるように条件整備を図りながら,その教育利用の方法,成果についての実態調査を進めた。
(C)班では,昨年に引き続き,Internet100校プロジェクトの課題研究,共同学習を中心に,経過,成果を追跡調査,技術的問題点,教師の意識の変容,教員養成の方法などを明らかにした。
これらの成果は,最終報告書にまとめると同時に,文部省などに対して,今後進めるべき具体的政策を提言した。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 永野和男: "「教科を統合したカリキュラムの編成」" 21世紀を展望する新教育過程編成への提案,日学選書3,財団法人日本学術協力財団. 258-278 (1996)

  • [文献書誌] 永野和男: "「新しい学習環境としての校内・広域・ネットワークの整備」" IMETS(教育工学研究協議会誌)才能開発教育研究財団. No.119 vol.3. 16-21 (1995)

  • [文献書誌] 加藤直樹・村瀬康一郎・小坂亨史・岩崎千宏: "「広域共同利用のためのマルチメディア図鑑の開発〜マルチメディア素材を活用したWWWによるオンライン教材」" 教育情報研究. Vol.11No.4. 13-20 (1996)

  • [文献書誌] 黒上晴夫: "「映像,コンピュータ,そして学校放送」" 『マルチメディア時代の番組・教育ソフト研究報告書』日本放送教育協会. 67-74 (1996)

  • [文献書誌] 堀田龍也: "「小学校低学年における学校間交流を活かした授業実践と評価」" 富山大学教育学部附属教育実践研究指導センター紀要. Vol.14. 69-74 (1996)

  • [文献書誌] 野中陽一・豊田充崇: "「教員養成における情報教育カリキュラムの開発(1)〜平成8年度入学生のコンピュータ利用経験の実態調査〜」" 和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要. No.6. 21-30 (1996)

  • [文献書誌] 永野和男: "「発信する子どもたちを育てるこれからの情報教育」" 高陵社書店(東京), 280 (1995)

  • [文献書誌] 生田孝至,内山渉: "「新潟インターネット教育利用研究会の活動と今後に求められるもの」" 教育と情報,no.462, 48-51 (1996)

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi