研究課題/領域番号 |
07300014
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
熱海 則夫 昭和女子大学, 文学部, 教授 (90231943)
|
研究分担者 |
布谷 光俊 信州大学, 教育学部, 助教授 (50109162)
斎藤 哲瑯 川村学園女子大学, 教育学部, 助教授 (80235051)
中野 重人 国立教育研究所, 教科研究部, 部長 (10040982)
宮本 一 大正大学, 人間学部, 教授 (20255970)
奥井 智久 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (60024965)
|
キーワード | 生活能力 / 生活技能 / 生活企画能力 / 共同生活能力 / 体験 |
研究概要 |
本研究は、児童・生徒の生活能力を、「生活技能」「生活企画能力」「共同生活能力」の総体としてとらえ、その育成を図ることを目指しているが、その生活能力についての概念規定を、より明確に打ち出し共通理解を図った。すなわち、「生活技能」は、健康で安全な生活を送るために必要な日常生活における遊びや運動、また、衣・食・住に係る生活の技能ととらえるとともに、「生活企画能力」は、自らの生活を充実させるために、自然や社会などに関するさまざまな体験や遊びを生活の中に積極的に取り入れるなど、自分の生活を主体的に企画したり創造したりすることができる能力、そして、「共同生活能力」は、学校、家庭、地域社会におけるさまざまな共同生活の中で、互いの立場や役割を理解し、力を合わせてよりよく生活することができる能力と位置づけた。また、ここでの能力とは、それを支える意欲も含むものとしてとらえることにした。 本研究の中心課題である「生活能力」について、その概念を明確にし、研究グループの共通理解を図ったことは、今後の研究推進において大きな意義をもっている。それは、生活能力という言葉と概念が、まだ一般的になっているとはいえないからである。 今年度はこのような共通理解に立って、児童・生徒の生活能力の実態調査を実施するとともに、学校や社会教育施設等で生活能力の育成がどのように展開されているか、その実態についての資料の収集を行った。 次年度は、その実態調査の分析・検討と収集した資料の整理や分析などを行い、生活能力育成のため活動プログラムの開発とその試行、評価に取り組み、研究のまとめを行う。
|