研究課題/領域番号 |
07300021
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
砂川 惠 東京大学, 名誉教授 (30013634)
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研究分担者 |
藤井 孝蔵 宇宙科学研究所, 宇宙輸送研究系, 助教授 (50209003)
久保田 弘敏 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30114466)
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キーワード | 航空宇宙工学 / 用語標準化 / 文部省学術用語集 / データベース |
研究概要 |
1.航空宇宙工学用語データ収集作業 平成7年度に決定された作業方針に従い、実際の用語収集作業を開始した。データは、「漢字表記」「ローマ字表記」「かな表記」「英語表記」「分野」「備考」から成り、インターネットまたはフロッピ-ディスク経由で東京大学工学系研究科に設置済のパソコンとソフトウエアを用いてデータベース化される。なお、本年度から近年普及が著しいWindows95対応パソコンも導入され、データ管理能力と各分担者間のデータ互換性の向上が計られた。本研究の組織は「空気力学」「飛行力学」「構造」「推進」「宇宙技術」など航空宇宙学会の各部門を代表するメンバーで構成されているため、それぞれが並行して担当部門の用語を拾い出している。また部門によっては専門家による作業小部会を組織し作業に当たっている。用語収集の対象は、「航空宇宙工学便覧」や航空宇宙学会誌に掲載された論文、代表的な教科書、また宇宙開発事業団などが独自に所有している用語集などである。昭和48年度発行の用語集(航空工学編)もデータベース化され用語収集の際の資料として使われている。各部門とも作業は順調に進んでおり、航空工学関連で約900語、宇宙工学関連で約1000語が既にデータベース化され平成9年3月末までには全部門での収集作業が終了する予定である。1部門当たり数百語が見込まれ全14部門で合計数千語と昭和48年度発行の旧用語集(航空工学編)をはかるに上回る内容の充実が期待される。 2.今後の作業方針 現在、東京大学工学系研究科内のデータベース作成本部にて収集しつつある用語データは各部門からのデータを累積したもので必ずしも部門間の整合がとれたものにはなっていない。本研究の最終年度である平成9年度は、ローマ字表記の誤りなど各用語データのチェックの後、取捨選択をしつつデータを編集1本化し、使いやすく質の高い「航空宇宙工学用語集」としてまとめるのが課題となる。
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