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1996 年度 実績報告書

東京の社会地区 -20年の変動分析

研究課題

研究課題/領域番号 07301019
研究機関東京都立大学

研究代表者

倉沢 進  東京都立大学, 人文学部, 教授 (80086925)

研究分担者 岩瀬 康理  筑波大学, 社会科学系, 教授 (30066287)
山本 康正  駒沢大学, 文学部, 教授 (80158310)
川本 勝  駒沢大学, 文学部, 教授 (20110942)
岡本 英雄  上智大学, 文学部, 教授 (20119126)
金子 勇  北海道大学, 文学部, 教授 (50113212)
キーワード社会地区 / 社会地図 / メッシュ分析 / 空間構造 / 地域構造 / 変動分析
研究概要

大都市の空間構造の理論の代表的なものは、バ-ジェスの同心円仮説、その修正仮説であるホイトの扇状地帯仮説、ショウバ-クの前産業型都市のモデルである。東京の社会地図第1次プロジェクトは、アジアの、かつ先進産業社会の大都市の一つである東京に、いずれのモデルが妥当するかを検証することを目的として開始された。
その結果、同心円仮説とセクター仮説がともに部分的に東京においても確認されたが、むしろ東京が、アメリカの大都市と異なる空間パタンの法則性を持つことが示唆された。これが東京の独自のパタンとして捉えられるべきか、あるいは東アジアの一般的パタンとの関連で捉えられるべきか、同時に東京がショーバーグ的な前産業型の残存、そして産業化に伴う変貌過程にあるという仮説もまた、捨てがたい。
東京は、1980年代以降世界都市化に伴う激変を経験する。その結果生ずる空間構造の変化の方向を把握し、上述の諸仮説のいずれがこの変化を説明するものであるかを確定し、東京のこの間の社会変動の意味を確定すること、これが研究の目標である。
今回の研究ではメッシュを単位とする23区メッシュファイルの外、市区町村を単位とする南関東市町村ファイルの2つのファイルを作成した。
第二の改替は、取り上げる変数のスコープの拡大である。データの中核が国勢調査及び事業所統計調査のデータであることは変わりないが、これ以外の変数群である。今回は、各種のデータソースの発掘に努め、また電子データ化がさまざまな領域で進んだこともあって、変数のスコープは大幅に拡張することができた。高額納税者を初めとする各種の名簿データ、バ-ソントリップ調査データ、ガス使用量データ、などがそれである。犯罪についても、罪種別データを加えることができた。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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