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1997 年度 実績報告書

日本人学生と留学生:相互理解のためのアクションリサーチ

研究課題

研究課題/領域番号 07301029
研究機関東京大学

研究代表者

箕浦 康子  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20135924)

研究分担者 丸井 英二  国立国際医療センター研究所, 地域保健医療研究部, 部長 (30111545)
村田 雅之  東京工芸大学, 女子短期大学, 助教授 (10222340)
近藤 孝弘  名古屋大学, 教育学部, 助教授 (40242234)
横田 雅弘  一橋大学, 留学生センター, 助教授 (90200899)
STEPHEN Murp  東京大学, 留学生センター, 助教授 (30262158)
キーワード留学生 / 日本人学生 / チューター / 日本の大学 / 国際化 / 異文化理解 / ワークショップ / 留学生センター
研究概要

三年間の共同研究のまとめとして研究成果報告書を出版した。第1章では、1970年代後半以降の日本における留学生受入れ施策を中心に、留学生と日本人学生のインターフェースといった事象が、どのような歴史的背景の中で問題になってきたのかを、また、第2章では、留学生を受け入れるといった行為そのものが含意している諸問題への批判的省察をした。第3章から第8章までは、留学生センター、学生サークル、授業、チューター制度などの場でインターフェースがどう構築されているかの現況とわれわれの試みについてレポートした。また、1泊2日の留学生と日本人をまじえたワークショップの経験から、共通の課題に向かい議論し、協力するといった経験が互いを理解する上で効果が大きいことがわかった。第8章は、日本人と留学生の間の相互理解を我々は、他者と出会うことで、自分が変わり、「わたしたち感覚」が生まれることだと考えるに至った模索の軌跡を座談会のかたちで示した。
また、平成10年度の異文化間教育学会で、研究分担者の近藤孝弘が「留学生受入れに見る大学と国家」について個人発表し、また本研究に関わった全員で「日本人学生と留学生とのインターフェース:現状と課題」と題するラウンドテーブルを実施することで、ラウンドテーブル来場者がそれぞれの場で日本人学生と留学生のインターフェースをどう構築するかについて、本研究から得た参考になりそうなノウハウを提供したいと考えている。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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