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1997 年度 実績報告書

西日本におけるネオ方言の実態に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 07301047
研究機関大阪大学

研究代表者

真田 信治  大阪大学, 文学部, 教授 (00099912)

研究分担者 二階堂 整  福岡女学院短期大学, 助教授 (60221470)
岸江 信介  宮崎国際大学, 比較文化学部, 助教授
陣内 正敬  関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (70154424)
吉岡 泰夫  国立国語研究所, 言語変化研究部, 部長 (90200948)
井上 史雄  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (40011332)
キーワード九州方言 / ネオ方言 / 統計グロットグラム / 言語変化 / 社会言語学
研究概要

本年度は、九州各地域の中核都市において、活発に展開している言語変化の動態を明らかにすることを目的として、北九州市、福岡市、熊本市、鹿児島市、宮崎市の5つの都市で、統計グロットグラム調査を実施し、データを得た。
調査項目としては、インフォーマルな場面に対応する言語変化だけではなく、フォーマルな場面に対応する言語変化にも注目し、敬語行動・敬語意識をはじめ、ことばの規範やアイデンテイテイーにかかわる項目も加えている。なお、九州に共通して見られる事象については5都市共通項目で、各都市で独自に見られる事象については独自項目で調査している。インフォーマントは、言語形成期を調査対象地域で過ごし、現在もそこに住んでいることを条件とした。世代と性別は、中学・高校生、大学生、社会人20代、40・50代、60代以上の5つの世代の男女とした。
従来のグロットグラムで示される世代差は、各世代の代表一人から得られた情報に基づいたものであったが、統計グロットグラムに示される世代差は、各世代の多人数から得られた情報に基づいており、統計的な有意差を確認することができる。特に今回作成した統計グロットグラムには、地域差と世代差に関する情報だけではなく、性、職業などの社会的属性の情報も加えた。そのことによって、多重相関分析が可能になった。
本年度の成果報告書として、このグロットグラムをデータ集の形で示し、それぞれのトピックを解説、分析した結果をまとめた『九州におけるネオ方言の実態』を公刊した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 真田信治(編): "九州におけるネオ方言の実態" 真田信治(大阪大学文学部), 200 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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