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1996 年度 実績報告書

環太平洋地域の言語蝟集にかんする類型・歴史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07301057
応募区分総合
研究機関京都大学

研究代表者

宮岡 伯人  京都大学, 文学研究科, 教授 (60002979)

研究分担者 藤代 節  神戸市看護大学, 助教授 (30249940)
遠藤 史  和歌山大学, 経済学部, 助教授 (20203672)
早津 恵美子  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (60228608)
津曲 敏郎  小樽商科大学, 言語センター, 教授 (80113588)
大島 稔  小樽商科大学, 言語センター, 教授 (00142787)
キーワード環北太平洋 / 言語蝟集 / 言語の相互影響 / 類型的多様 / 系統的多様性 / 北米インディアン諸語 / 古アジア諸語
研究概要

1.前年度にひきつづいて、研究分担者8名ならびに研究協力者4名はそれぞれの分担言語にかんし、国内外から文献資料の蒐集をおこない、環北太平洋地域の諸言語にかんするデータの蓄積に努めるとともに、別途、現地調査(フィールドワーク)でえられた音声資料の整理・分析をおこなった。
2.これまでに各自が蒐集した文献と音声資料は、各班ごとに緊密な連絡のなかで、その整理・分析を相互に批判検討する作業をすすめた。
3.上記の作業の一部は、4月と11月にそれぞれ東京(竹橋会館)と京都(京都大学)で行われた二回の研究会で発表され、その個々について全体的な検討をおこなうとともに、総括への努力を開始した。
4.4月と11月の研究会では、別途、ロシア、ニュージーランド、米国より招聘の研究者からも意見を徴することができたほか、本研究の進行状況の確認と来年度の研究計画の検討をおこなった。
5.以上の作業をつうじて、従来個別にすすめられてきた当該地域の言語研究が統合されつつあるのみならず、この地域をひとつの言語的な連続体として類型的・歴史的に研究する基盤をかためつつある。

  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] Miyaoka,Osahito: "Sketch of Central Alaskan Yupik,an Eskimoan Language" Handbook of North American Indians,Languages. 17. 40- (1996)

  • [文献書誌] Hori,Hirofumi: "Pitch Assignment Rules in Skidegate Haida" 言語研究. 110号. 28-51 (1996)

  • [文献書誌] Hori,Hirofumi: "Number marking in Skidegate Haida" 人文論集(静岡大学人文学部). 47-1. 311-324 (1996)

  • [文献書誌] 津曲 敏郎: "北方諸民族の口承文芸ジャンルと言語状況" 北方分化と日本列島. 85-89 (1996)

  • [文献書誌] 津曲 敏郎: "中国・ロシアのツングース諸語" 言語研究. 110号. 177-191 (1996)

  • [文献書誌] 風間伸次郎: "ヘジェン語の系統的位置について" 言語研究. 109号. 117-139 (1996)

  • [文献書誌] 風間伸次郎: "ナーナイ民話と伝説3" ツングース言語文化論集. 10. (1997)

  • [文献書誌] 遠藤 史: "Does Yukaghir Really Have Prefixes?" 経済理論. 276号. (1997)

  • [文献書誌] Ikegami Jiro: "Писбменная лрактика на уйибтинском я361ке" Acta Slavica Iaponica. 14. 121-124 (1996)

  • [文献書誌] 宮岡 伯人(編): "言語人類学を学ぶ人のために" 世界思想社, 310 (1996)

  • [文献書誌] 早津 恵美子: "世界の言語" 三省堂, 40 (1997)

  • [文献書誌] 風間 伸次郎: "ウデヘ語研究資料(ツングース言語文化論集11)" 東京外国語大学, (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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