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1997 年度 実績報告書

地方都市における職業選択と就業移動の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07301067
研究機関明治学院大学

研究代表者

水谷 史男  明治学院大学, 社会学部, 教授 (90157503)

研究分担者 小野澤 章子  岩手県立盛岡短期大学, 助手
石川 雅典  秋田桂城短期大学, 地域社会学科, 助教授 (90289752)
須賀 和彦  福山平成大学, 経営学部, 専任講師 (90221308)
長濱 一夫  同朋大学, 社会福祉学部, 教授 (20189153)
橋本 敏雄  明治学院大学, 社会学部, 教授 (80062173)
キーワード職業選択 / 労働力移動 / 社会移動 / 社会的ネットワーク / 地方都市 / 地域間人口移動
研究概要

今年度(平成9年度)は、本研究の最終年度にあたるため、これまで孤立型地方都市を対象(中心は岐阜県高山市および周辺の飛騨地方)に行ってきた現地調査結果、なかでも高山市住民調査と高校生調査の集計分析結果をとりまとめ、研究分担者による検討を加えながら、最終報告書の作成を進めた。また、比較のためにもうひとつの同規模の地方都市として秋田県大館市を選び、平成9年11月に郵送法による住民調査(対象サンプル1000)を実施した。調査項目は、高山市とほぼ同様で、学卒時の就業移動の実態と意識を中心にその後の居住地の移動までを把握しようとするものである。いわゆるUターン帰還者やIターン外来者がいかなる職業的あるいは社会的経歴を経ているのか、一貫して地元を離れない人々がどのような属性を持っているのか、などについて総合的に分析している。また名古屋を中心とする中京大都市圏との関係も、歴史的に密なものがあるが、近年の変化について、高校生の意識の面から追求している。
大館調査は現在データの集計中で、分析結果はまだ明らかになっていないが、周辺後背地の農村地帯をもつ地域の中心都市で、これまで大都市圏への学卒就職者を多く輩出してきた地域であることから、高山市との比較は類似した条件の下での異なる特徴を発見できるものと期待している。高山市の調査結果からは、年齢と移動の時期による相違や、地域ネットワークと学校・就業の関係などが析出されてくる。今後早い時期に、大館調査との比較を含め、本研究のまとめとなる研究報告書を発行する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 水谷史男・小野澤章子: "地方都市における地域移動と就業-岐阜県高山市民調査第1次報告-" 明治学院大学社会学部附属研究所「研究所年報」. 27号. (1997)

  • [文献書誌] 立山 徳子: "構造転換期の「伝統消費型都市」と社会層-岐阜県高山市における社会移動とパーソナル・コミュニティの分析から" 明治学院大学社会学部附属研究所「研究所年報」. 28号. 1-15 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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