研究概要 |
1.研究内容§ 9年度は調査表のコーディングその他のコンピュートを可能とするための作業,及び都市部と比較すべく,東北農村・西南農村を任意に選択して調査をおこなった。東北農村では岩手県稗貫郡大迫町農協の協力を得た。また,西南日本では徳島県徳島市(国府町農協)の協力を得た。 2.調査結果§ (1)都市部の有効回答者数は430,農村部の有効回答者は160であった。 (2)基本的な分析はSPSSにより,因子分析,相関分析,分散分析等をおこなった。 (3)分析の第1の目標は,「現代日本の代表的家族」及び「新型家族」の特色を析出することであった。 (4)これらの家族分析を踏まえて,(1)結婚観,(2)ライフスタイル,(3)母子関係,(4)夫婦関係(性役割),(5)リーダーシップ,(6)家計役割に関する意識と実態,(7)性意識の変化,(8)家庭科教育に対する要望,を個別に分析することとした。 (5)その概要は非常に不十分な状況であったが,1997年11月の日本社会学会で報告した。 (6)分析に改善を加えて,一部を四国学院大学論集に掲載した。(1998年No. ) (7)「論集」に掲載した結果はごく小部分に過ぎなかったので,「家族観」全休を纏め,さらに各論として,共同研究者がそれぞれの担当部分を執筆したものを,研究成果(1)として発表することとした。(別添報告書参照) (8)配付先は日本社会学会で家族関連の会員,重複を除く日本家族社会学会の全員,及び日本家政学会家族関係部会の会員である。 3.今後の計画§ 上記のとおり,研究報告書は(1)である。出来る限りの方法を探して,(2)を発表するつもりである。
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