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1995 年度 実績報告書

中・近世移行期の西国と東国における検地と村落に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 07301073
研究種目

総合研究(A)

研究機関静岡大学

研究代表者

本多 隆成  静岡大学, 人文学部, 教授 (20022288)

研究分担者 水本 邦彦  京都府立大学, 文学部, 教授 (60108363)
田中 誠二  山口大学, 人文学部, 教授 (80116730)
池上 裕子  成蹊大学, 文学部, 教授 (70232171)
池 享  一橋大学, 経済学部, 教授 (20134885)
有光 友学  横浜国立大学, 教育学部, 教授 (80018019)
キーワード検地 / 村落 / 戦国大名 / 識豊政権 / 幕藩体制 / 貫高制 / 石高制 / 兵農分離
研究概要

日本封建制の理解に関して、中世と近世とのいわゆる「断絶」を意識した段階論よりも、近年は「連続性」に重点をおいた移行論が盛んになっている。このような研究動向をふまえて、本研究では、この問題を近年新たな形で研究の進展が著しい検地と村落の問題に焦点をしぼって追究することを目的としている。
この目的を達成するために、個々のメンバーが資料の収集・整理や調査旅行を行うだけでなく、研究計画の中では、研究成果の報告と全体討論をとくに重視して進めることとした。今年度は、10月末に追加採択で交付を受けたため、研究期間が限られていて十分な成果を上げられなかったが、それでも12月20日〜22日にかけて、広島において研究会を開催することができた。
すなわち、科研費のメンバー10名、その他3名の参加があり、最初の2日間で6本の報告が行われた。そのうちメンバーの報告は4本で、今回の研究課題に直接かかわるものとしては、宮島敬一「戦国期地方寺社の地域社会における位置」、矢田俊文「17世紀越後における幕領検地と宿場と村」があった。また2日目には、戦国期尾道の豪商渋谷家文書(毛利氏の惣国検地関係)の見学、3日目には吉川氏関係遺跡の現地見学なども行われ、充実した内容であった。
その後、2月〜3月にかけて、各メンバーによる資料調査旅行が行われた。それに基づく具体的な成果は、来年度以降に大いに期待されるところである。なお今後の目標として、(1)3年間の間に、各メンバーは必ず一度は報告すること、(2)3年目には研究成果報告書をまとめること、(3)4年目にはできれば論文集を刊行すること、などが合意されている。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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