研究課題/領域番号 |
07303001
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
永井 義雄 関東学院大学, 経済学部, 教授 (40019815)
|
研究分担者 |
関口 正司 九州大学, 法学部, 助教授 (60163101)
下川 潔 中部大学, 女子短大, 助教授 (40192116)
山内 友三郎 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (80030344)
有江 大介 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (40175980)
音無 通宏 中央大学, 経済学部, 教授 (20041105)
|
キーワード | 幸福計算 / 小尺苦原則 / 功利原則 / 正義 / 効率 / 統治原理 / 立法原理 |
研究概要 |
平成7年度は、2回の研究会にとどまった。しかし、幸いなことに、ヴィクトリア朝経済思想研究会と合同で研究会を開くことが出来て、研究会参加者を20名に拡大する事が出来た。 第1回研究会 平成7年7月15日および16日 第1報告 永井義雄「功利主義研究の諸問題」 第2報告 音無通宏「ベンサムとヒュームにおける宗教批判」 第3報告 出雲雅志「マルサスとリカードゥ-一幸福と富と欲望をめぐって」 第4報告 立川潔「ジェイムズ・ミルの理想社会」 第5報告 柳沢哲哉「文献紹介:アンドゥリュー・パイル『人口・現代のマルサス論』」 第2回研究会 平成7年712月16日および17日 第1報告 山内友三郎「Could a Confucian habe been a Utilitarian?」 第2報告 輪島達郎「ヒュームにおける功利主義と義務論」 第3報告 森村進「ロックの所有論」 第4報告 関口正司「J。S。ミルの代議政治論」 どの報告も、現代的意義をよく考慮にいれた好感のもてるものであった。ときにはメンバー相互の間でかなり激しい対立もあった。 目下の問題は、せっかく購入したロンドン大学と英国図書館のマイクロフィルムであって、ただでさえ読みにくいベンサムの草稿にせまるには、焼き付けるのが一番、便利であるから、ほんの一部にせよ、出来る限りの金額を投じて焼くようにした。このことにより、日本におけるベンサム研究はかなり進展することが予想される。 また、ロンドン大学との協議も進行して、来年度九月にロンドンにおいて合同研究会を開くことが正式に決まった。国際功利主義学会第五回大会での報告準備も進んでいる。
|