研究課題/領域番号 |
07303013
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研究種目 |
総合研究(A)
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
田中 弘 神奈川大学, 経済学部, 教授 (10064875)
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研究分担者 |
平松 一夫 関西学院大学, 商学部, 教授 (40098364)
北村 敬子 中央大学, 商学部, 教授 (70055242)
岸田 雅雄 神戸大学, 法学部, 教授 (10030644)
濱本 道正 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (90091628)
広瀬 義州 早稲田大学, 商学部, 教授 (80140739)
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キーワード | 取得原価主義 / 時価主義 / トライアングル体制 / 商法計算規定 / 処分可能利益 / デリバティブ / 資産再評価 |
研究概要 |
本年度は、研究参加者全員による研究報告会・討論を5回行うとともに、地区別に小研究会等を開催し、主に、取得原価主義会計に関する歴史的背景、計算構造の特徴、わが国経営環境との関係、法的な背景などについて研究した。また、東京地区では会計実務家、アナリスト、金融機関等から取得原価主義会計に対する評価・問題意識・限界とその克服についての専門的意見を聴取した。さらに管理会計学者・企業人等から企業内部における時価情報の作成・利用の状況について専門的知識の提供を受けた。 取得原価主義会計の計算構造的特徴とその限界についてはいまだ十分な解明が済んでいない。新年度はこの点の研究を全員で行うとともに、最近のデリバティブに代表されるような金融派生商品に対する時価評価の適用、税法における原価主義の適用、さらには、わが国の企業行動、金融システム、国民性等と会計行動(たとえば、決算操作、粉飾)との関連などを各研究者が調査する予定である。
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