研究課題/領域番号 |
07303016
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
新家 健精 福島大学, 経済学部, 教授 (70007392)
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研究分担者 |
片山 博 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60091849)
星野 きょう二 大阪大学, 経済学部, 教授 (90007419)
浅田 孝幸 大阪大学, 経済学部, 教授 (10143132)
関谷 章 大東文化大学, 経済学部, 教授 (60051348)
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キーワード | 技術情報移転 / 製品開発 / 技術移転 |
研究概要 |
本年度の研究実績としては、(1)昨年度から持越になっていた東北地方の中小企業を対象にアンケート調査を実施した。本調査は自然発生的な技術移転、すなわちデフュージョンの側面を取り上げた(全員)。調査・分析結果について第11回(1996年)研究・技術・計画学会年次学術大会で発表を行なった。また、国内の研究公園での企業、自治体、大学等の協調関係における成功要因の摘出作業について、本研究の一部として実施してきた上総アカデミアパークや西播磨科学研究公園などいくつかの研究公園に関する調査結果をも含めて、総合的な討論を行った(浅田)。 一方、国外あるいはグローバル化の下での製造プロセスの変容に関しては、台湾と福島県のFMS技術普及分析(星野)、製造プロセスに関する日米欧の比較分析、とくにグローバル環境下の戦略と活動展開に関する比較(片山)が報告されたが、これらについての討議も、本研究プロジェクトの一部として実施したトヨタ自動車、ヤマハ楽器、ヤマハ発動機、ライオンなどの工場視察の結果や、経営サイバネティックスの東洋的視点を述べたスタッフォード・ビ-アの所論の披露(関谷)とともに、全体会議において総合的なデスカッションが加えられた。 なお、本年度は2年度にまたがる本プロジェクトの終了年でもあり、昨年度の研究実績とともに、工場、研究公園の視察結果や全体会議記録をもふまえた総括(新家)として研究成果報告書を作成することとした。
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