研究分担者 |
田部井 隆雄 高知大学, 理学部, 助教授 (40207220)
平原 和朗 名古屋大学, 理学部, 教授 (40165197)
加藤 照之 東京大学, 地震研究所, 助教授 (80134633)
内藤 勲夫 国立天文台, 地球回転研究系, 助教授 (90000174)
笠原 稔 北海道大学, 理学部, 助教授 (40001846)
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研究概要 |
GPS気象学ワークショップ(第2回)の開催 平成8年7月17日および18日に茨城県つくば市の国土地理院において第2回「GPS気象学ワークショップ」を開催した。GPSの気象学への応用,トモグラフィーによる水蒸気分布の推定,さらに,GPS測位における水蒸気遅延誤差の補正に関する最近の研究の進展,成果並びに今後の研究方針について発表を行い,それに基づいて議論を進めた。GPS気象学の現状,水蒸気の動態学,宇宙測地に及ぼす大気海洋の影響として,各6件の発表と討論を行い,続いて7名から問題提起がなされ総合討論を行って結論をとりまとめた。その成果は「1996年度GPS合同シンポジウム」として印刷公表した。 GPS集中観測の実施 平成8年7月16日から22日まで,茨城県つくば市の気象研究所構内を中心としてGPS集中観測を実施した。18台のGPS受信機を100〜200m間隔で配置し連続観測を行った。北西-南東方向に6地点から成る測線を並行に3列形成するよう格子上に配置した。このほか,地表高200mの気象観測搭においても2日間の観測を行った。この期間中,水蒸気ラジオメータによる観測,ラジオゾンデによる観測,マイクロ波放射計による観測,ビデオカメラによる上空観測も並行しておこなった。これらの観測データの解析は現在進行中である。
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