研究分担者 |
小野里 雅彦 大阪大学, 工学部, 助教授 (80177279)
高田 祥三 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50120340)
大場 史憲 広島大学, 工学部, 教授 (10081267)
木村 文彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60133104)
伊東 誼 東京工業大学, 工学部, 教授 (60016441)
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研究概要 |
本年度において,仮想生産のためのプロセスシミュレーションの統合化に関して, 1.生産活動に含まれるプロセスの分析とそれをシミュレートするソフトウェアの現状調査 2.個別的なプロセスシミュレーションの機能および入出力の標準化と、それに基づく統合プロセス・シミュレーションのフレームワークの提案 3.統合プロセスシミュレーション環境の実装と、それをもちいたシミュレーションの実施、およびフレームワークの評価 の3項目に関して研究を実施した.これらの成果として,フレームワークとして,開放かつ分散的なシミュレーションを行うための,Open System Architecture for Virtual Shopfloor(OSAViS)の提案を行った.OSAViSは生産に存在する種々のプロセスをシミュレートするモジュール群を柔軟に組み合わせ,分散シミュレーションすることを可能とする。また,OSAViSは各機器の振る舞いをシミュレートするソフトウェアと実際の機器とを区別することなく取り扱うことを可能としており,仮想-実が混在したシステム構成を可能とした.さらに,OSAViSに基づいた仮想生産のための統合プロセスシミュレーション環境である,Open-Virtual Worksをネットワーク結合されたUNIXワークステーション上にプロセス間通信を核に実装し,その有効性をプロトタイプ工場での各種プロセスに関して検証した.
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