研究課題/領域番号 |
07305010
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
豊田 淳一 東北大学, 大学院・工学研究所, 教授 (70054319)
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研究分担者 |
山城 迪 北見工業大学, 工学部, 教授 (60041951)
三谷 康範 大阪大学, 大学院工学研究科, 助教授 (10192759)
岩本 伸一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30119648)
横山 明彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (30174866)
大澤 靖冶 神戸大学, 工学部, 教授 (80026294)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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キーワード | 多品質電気エネルギー / 開放型ネットワーク / 自然エネルギー / 電力貯蔵装置 / パケット電力 / 潮流制御 / 電力託送 / 電力市場 |
研究概要 |
規制緩和時代において、多用な品質の電力を柔軟に輸送するために、電力ネットワークの複雑な管理と運転の検討を進めてきた。 IPP参入について、生態系を模擬した電力産業の動態モデルを検討した。(豊田)自然エネルギーで発電した品質の劣る電力の輸送について、太陽光発電とSMESを直流で連係するシステムを例にあげ、最適運用と周波数変動抑制をシミュレーションと模擬実験により分析した。(大澤)規制緩和後の定態安定度オンライン監視のために,系統の固有値を階層分散的に評価する手法を開発し,パワエレ機器が導入された将来系統においても開発手法が有効であることを確認した。(横山)開放型電力ネットワークにおけるパケット電力制御のための、電力貯蔵装置の自律的充放電動作を検討した。また、電力フローパターンを調製する電源間の協力的な制御方式を提案した。(斉藤)GPSのタイミングパレス情報を用いた高調波発生源同定の研究と、ロバスト制御理論を実系統の発電機制御に適用した場合の制御操作量制約問題の研究を行った。(岩本)電力の流れを動的に制御し、その送電能力を高めることを目的にして、パワエル機器を応用した電力潮流制御による安定度向上と利用効率改善の保々を提案した。(三谷)信頼性と停電コストを組み入れたファジ-理論による計画決定手法、北海道の一般需要家を対象にした停電コストの推定とその設備計画への適用例について研究した。あわせて、PV-SMESシステム導入の経済性を評価した。(山城)IPPの需要地近接性評価に応用できる地点別供給コストの算定手法を開発した。限界費用原理にもとづく託送料金モデルを用い、ノ-ダルプライシングによる託送料金を設定することで、系統運用制約を考慮した電力託送が可能であることを示した。(浅野)
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